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なんでもかんでも

夏樹&郷子の日本ツアー食べ歩き(其の一)
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     by 田村夏樹

    先ずは札幌チャド!

    ホテルにチェックインするや否やフロントの人に「カ、カ、カニは何処の店がうまい ですか?」と少しうわずった声で聞く夏樹であった。いくら札幌とはいえカニは高価 なのだからしかたがない。だいたい日本へ出発する前から北海道では赤字ついでだカ ニ食ってしまおうと話していた。フロントの人は「そうですね、やはり『かにや』が いいんじゃないでしょうか」と、おっしゃる。よし『かにや』は夜にとっておき、昼 食はおいしくて庶民価格の二条市場へ。そこで郷子はイクラ丼、夏樹は鮭定食を食べ る。イクラ丼は正解、鮭はイマイチだった。日本のアチコチで食べたが鮭はボストン やニューヨークのそのへんのスーパーで売ってる物のほうがうまいと思う。一度お試 しください。

    さてカニの時間だ!勇気をだして入っていく。ゲゲ!タカソー。しかしここまで来て、 オメオメ引き下がる訳にはいかない。いくぞー!前進!突撃! メニューの中からまあほどほどのものを注文した。そして一時間後、ウーン、ウーン、 イマイチ。期待過多だった分を差し引いてもイマイチ。『かにや』の名誉のため、こ れはあくまでも僕個人の好みの話しです。

    その夜ピアノの福居良さんの店に行き、聞き終わって、個人的に面識はなかったので 、「よかったです」と言って帰りかけたらなんとなく話しが始まってしまい、「すご くいい酒が手に入ったからまあ一杯」になり、「あんたらいい人みたいだ。いい所へ 連れていく。」て事になり福居さんいわく「気にいったやつしか連れてかねえ。」と いうホルモン屋へ行った。うまかった、うまかった。こだわりのホルモン屋で、出さ れるもの全てうまかったが、横隔膜などは、牛太郎だか牛次郎だかなんとかという名 前の血統書つきだそうで写真まで見せられてしまった。この横隔膜は最高にうまかっ た。ホテルに帰ったのは朝4時半だった。

    翌日のライブも楽しく演奏させていただいた。チャドの川村さん、スパークの皆さん 有難うございました。ライブの後、打ち上げって感じで近くのJazz喫茶でワイワ イやっているところへ福居良さんもやって来て、ワイワイガヤガヤ。結局ホテルに帰 ったのは又朝4時半だった。
    オツカレサマデシタ

    | エッセイ by 田村夏樹 | 14:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    自由の女神
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       by 田村夏樹

      ニューヨークと言うところは、ほんとにお客さんが多い。日本からもボストンからも。
      一年前まで住んでいたボストンに来たのは身内ぐらいだったが、ニューヨークに引っ 越した途端、来るわ来るわ。やはり世界のニューヨーク、なのだろう。特にうちの場 合、音楽関係の知り合いが多いので、皆本場のジャズやミュージカルに触れに来よう とするからなおさらだ。

      だいたい皆が行く所は、メトロポリタン美術館、近代美術館、自由の女神、エンパイ アステートビル、有名ジャズクラブ、ミュージカル等が多いのだが、住んでいる人間 はこういう所にはあまり行かない(勿論人によるだろうけど)と思う。

      先日やはり日本から来た友達が行くと言うので、初めて自由の女神へ行ってきた。 昼食をとってから出かけたのだが、後から人の話しを聞くと、午後から出かけるなん てとんでもない事で、朝早く行かないと、とても全部まわれないらしい。 そんな事とは露知らず、のんびり出かけた僕達であったが、ラッキーにも1月9日な んて時期は観光シーズンも終わり、人が少なくなり、そのうえ天気予報でその日は雪 、と言ってた事もあって、ほんとにガラガラだった。これも日頃のおこないの賜であ ろう。
      行く方法等はガイドブックに出ているので省略するとして、さて島に着きました。と りあえず入り口に向かって歩いて行くと、さほど広くない広場の中央に案内板が立っ ていて、『ここから入り口まで3時間』と書いてあった。「ヒエー!なんじゃこれは !」と思いつつ僕達は30秒で中に入る。ここまでは快調なペースであった。 が、 自由の女神を訪れようとしているオジサン、オバサン、オジイチャン、オバアチャン、 悪いこと言わないからエレベーターを(土台部分だけだが)使いなさい。
      なにも考えずに階段を上がり出した僕達は、道中半ばの土台の部分だけで息はあがっ ちゃう、膝はわらっちゃう。上を見上げると、そこから銅像の部分の狭くて急な螺旋 階段が始まる。「ヒエー!なんじゃこれは!」と思ったが、せっかく来たんだからと 、気を取り直して必死で登り始める。日頃の運動不足を思い知らされる。しかし、そ うか、混んでいればこんなにスイスイ登れないのだから階段でも平気な訳だ。 時間があって、体力に自信のない人は、混んでる時期に来ればいいんだ。等と思いつ つ一生懸命登る。そういえば螺旋階段の途中何箇所かに、緊急用エレベーターに乗れ る場所があった。やはり動けなくなる人もいるのだろう。幸いそのエレベーターのお 世話にもならず、やっとゴールの冠部分に到着。何ということはない、ただ外が見え るだけだが、きつかった道中を思うと感慨ひとしお、目に涙、おもわずバンザーーイ ッ!と叫び、ビールでカンパーーイッ!シャンペンでカンパーーイッ!焼酎でカンパ ーーイッ!オオさすがニューヨーク、エリントン・ビッグバンドが演りだした、オオ なんとお次はラジオシティー・ホールからラインダンスの出前だ!エエイッ酒だ酒だ 酒だーーっ!!飲めや歌えや踊れやハイハイ!ソレソレソレソレー同じアホなら踊ら にゃソンソン、アヨイショ、アヨイショと、、、、、、、、、ちょっと脱線しました。
      さて下りの螺旋階段は手すりによっかかって、スイスイ。しかし後半普通の階段にな った途端ガクガク、ガクガク。最初に『膝が笑う』と表現した人は偉い。ほんとにそ んな感じがする。まあそれでも土台部分にあるミュージアムも見てまわる。制作工程 や実物大の足の指等を見るが、もしこの銅が錆びないで茶色くピカピカ光っていたら 、何か迫力に欠ける様な気がする。
      自由の女神見物も無事終わり、又船に乗り、エリス島に向かう。ここは昔、連邦政府 の移民局があった所だが、じつに1700万人がここからアメリカに入って行ったそ うだ。当時の荷物や写真を見ていると「こうやって皆アメリカ人になっていったんだ 。」「マンハッタンを見ながら、ここから帰された人もけっこういたんだろうな」「 どんな気持ちだっただろう」等と取り止めもないことを考えているうちに最終の船が 出る時間になった。

      エリス島をあとにし、マンハッタンに向かう。もう外は薄暗い。ビルには灯りが入り、 マンハッタンが黄昏の水面に浮かんで見える。 自由の女神を訪れようとしている人で時間の都合がつくひとは、最終フェリーで戻る 事をお薦めします。 この街はやはり夜景が似合う。

      | エッセイ by 田村夏樹 | 14:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      マンハッタン
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         ブルックリンの家からマンハッタン・ブリッジやブルックリン・ブリッジを通ってマ ンハッタンへ向かう時、又ニュージャージーのハドソンリバー沿いをドライブしてい る時マンハッタンを見ながらいつも感じるのは、この風景、これは絶対普通じゃない 、普通じゃないどころかこれは異常だ、ということだ。まさに弱肉強食のコンクリー トジャングル、ヘソがクサイのだ、という言葉がこんなにピッタリとあてはまる場所 は他にないんじゃないか、と思える風景だ。あんなところに人間が住めるはずがない 、もしあそこに長く住んでいたらなにか特殊な精神状態になっていくだろう、等と思 いながら橋を渡ってマンハッタンに入る。妙なもので、中に入ってしまうとそれほど 異常さが感じられなくなる。朱に交われば、、、とよく言うが、ほんとに怖い事だと 思う。

        車でマンハッタンを走っていて、さすがニューヨーク!と思うことは、信号が青に変 わった瞬間後ろからクラクションを鳴らされる。5、6台後ろからも。前の車との車 間距離を1センチでもあけようものならすぐに鼻先を突っ込んでくる。夜中道路がす いている時など時速100キロちかいスピードで皆走っている。じつにせちがらい。 等と書いている僕もカミさんに言わせるとリッパなニューヨークドライバーらしい。 ウーン朱に染まってしまったか。気をつけねば。日本でこんなクラクション鳴らした ら喧嘩になってしまう。縦列駐車の時もヘソはクサイし前後の車にゴツン、ゴツンと ぶつかったら切り返すって事は日本じゃやっちゃいけない。

        道路はデコボコだし、ゴミだらけだし、殺伐としてるし、常に多少の緊張を強いられ るし、ほんと音楽シーンが面白くなかったらこんな所絶対住まないと思う。皆も仕事 の都合でしかたなく住んでいるんだ、と思いきや、あにはからんやこんなニューヨー クそのものが好きで好きでたまらない、という人がけっこう多い。まあその気持ちも 解らなくはない。やはり独特な凄いエネルギーが充満してるし、世界中からあらゆる 人種が集まっているのも面白い。地下鉄でウトウトしていると、アレッ自分は今アフ リカにいるのかな、アレッ今度はモスクワあたりかな、コリャ南米だ。等というのは しょっちゅう。多種多様な価値観もニューヨークならでは。 特に暗くなってからマンハッタンブリッジをマンハッタンに向かって走っているとき など、何ともいえない一種の興奮を覚える。

        ニューヨークに住んでいる人、いた人、訪れた人、あなたはどんな感想をお持ちですか。
        | エッセイ by 田村夏樹 | 10:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        忘れ物
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           by 田村夏樹

          激しい雨が降りしきるボストンのローガンエアーポートに降り立ったのは、1986年12月24日、クリスマスイブの午後であった。

          ミネアポリスまで向かえに来てくれた藤井さんと、タクシーに乗り、宿泊先であるヘ メンウェイのアパートに向かう。その部屋は藤井さんの友達が住んでいるのだが、帰 国中の又貸し、所謂サブレットというシステムで僕が借りる事になった。 荷物を運び入れると藤井さんは「知り合いのクリスマスパーティーに行くから」と言 って、その部屋から歩いて3分程のアパートへ帰っていった。 キッチンやバスルーム等をチェックし、「ウーン、ボストンに来てしまったナー!」 「今日からここで暮らすのか。」等と思いながら窓から外を眺めていると、いつしか 雨は雪に変わっていた。

          1時間程トランペットを練習し、壁ぎわの椅子で休憩していると、頭の後方から『ト ゥーーン、、、トゥーーン、、、』というまるでギターのハーモニックスの様な、か すかな音が聞こえた。さほど気にせず、又少し練習を続けたが、旅の疲れからかちょ っと眠くなったので先ほどと別の椅子でウトウトとしてしまった。15分程だったと 思うが、フッと目を覚ますと又頭の後方から『トゥーーン、、、トゥーーン、、、』 さすがに今度は「アレッ、なんだろうこの音。」と思って後ろを見たが、あるのは壁 だけ。「もしかしたら暖房のパイプが鳴ってるのかな」と思い、荷物の整理等をして いたが、外もすっかり暗くなった事だし「もう寝てしまおう」とベッドに入った。ア ッというまに眠ってしまったが、今度は真夜中に目が覚めた。またしても『トゥーー ン、、、トゥーーン、、、』が聞こえる。今度はベッドの頭の上で。 「なんなんだこの音は!どうして移動した場所に付いてくるんだ!壁中に暖房パイプ が張り巡らされてる訳じゃあるまいし。なんで俺の頭の上だけ鳴るんだヨーー!」と 思っているとドアの外で誰かがわめいているのが聞こえた。 「アーユーオーケーッ? アーユーオーケーッ?」と怒鳴って隣のあたりのドアをド ンドンドンと叩き、又「*******アーユーオーケーッ?****** *** ****アーユーオーケーッ?******」とわめいているがアメリカに着いたば かりでしかも英語が不得手な僕は、彼女(声の質から想像しておそらく黒人のオバサ ン)が何を言っているのかさっぱり解らなかった。しかしその声の調子からは、なに かただ事ではないものを感じた。 「何を言っているのか解らないのにうかつに出ていけないぞ。」と思ってしばらく様 子を伺っていた。しかしもう15分ぐらい喚き続けているのに誰一人として出てこな い。「このビルには誰も住んでないのか?どうして誰も応答しないんだ?」「何とか しなくては。しかし何を言ってるのかサッパリ解らん」「そうだ!藤井さんに電話し てみよう。あれだけの大声だ、受話器から聞こえるだろう。」

          「モシモシ!」
          「はい、あっ田村さん、どうしました?」
          「ヨカッター居てくれて!イヤーこんな真夜中に申し訳ないけど、さっきからドアの 外で誰か大声で喚いてるんだけど。」
          「うん。聞こえる聞こえる。アーユーオーケー?って言ってるね。」
          「さっきまで何か違う言葉も言ってたんだけど。アッ、声が止まった!」
          「ほんとだ。聞こえなくなった。」
          「緊急事態だったら、警察に連絡したほうがいいんじゃないかと思って、何言ってる のか教えてもらおうとしたんだけど。」
          「そうだったんだー。、、、ネエ受話器の中で何か変な音聞こえない?」
          「ゲッ、こっ、この音だ!!」
          『トゥーーン、、、トゥーーン、、、』
          「何なの?この音。」
          「こっ、この音、夕方から僕が動く所動く所の頭の後ろで鳴るんだヨ。こっ、この音 、人の後ろついて来るんだヨーー!」
          と、言った途端、音の間隔がどんどん短くなった。アッチェレし始めたのだ。
          『トゥーーン、、トゥーーン、トゥーントゥーントゥントゥントゥトゥトゥトゥ』
          ゾゾゾーーーッ!!
          体中鳥肌だらけになった僕は、「ギギッ、ギャアーーーッ!」
          「なっ、何なのよこの音っ!」
          「もっ、もうダメ!こっ、こんなとこ居られない!今すぐそっちへ行く!ヨッ、ヨロ シク!!」
          取るものとりあえず脱兎のごとく部屋を飛び出した僕は一目散に藤井さんのアパート に向かって走りだした。
          シンシンと雪が降り続く、ボストン初日の夜であった。

          後日、日本に帰っているその部屋の持ち主に電話したところ、
          「あっ、やっぱり何かあった?」
          「おいおい、そんな事最初に言ってくれなくちゃ。」
          「イヤー、人が代わったら大丈夫かなと思って。それに本当に出るわけじゃないし。」
          2週間後、彼がその部屋に戻って来たが、アっという間に引っ越してしまった。 彼が話したがらないので、その親友から聞き出したところ、「遂に出た!」そうだ。 その幽霊は女性で以前その部屋に住んでいたらしい。そして何か大事な物を置いたま ま死んだらしい。 話しだけ聞いてれば「何だそれだけか」と思うが、実際に自分が夜一人でいるとき出 てきたら、と考えると慌てて引っ越したのも解る気がする。 その幽霊の忘れ物は、もしかしたら大事にしていた『ギター』だったのでは?

          | エッセイ by 田村夏樹 | 10:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          『エレクトリックピアノ』
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             by 田村夏樹

            あれは4年前のボストンの夏、ニューイングランドコンサバトリーに行っているとき の事であった。

            ある日風邪ぎみの僕は学校での練習を切り上げ、一人でアパートに帰って寝ていた。 どれくらい時間が経ったか、ふと眼が覚めるとリビングに置いてある、ウチのエレク トリックピアノの音が聞こえるではないか。「あっ、サトやん帰って来てたんだ」と 思い、ベッドから声をかけた。「サトやん、サトやーん」
            ピアノの音が止まったので、てっきりこっちにくるもんだと思って待っていたが、な かなか来ないので「どうしたの?」と言いながらリビングへ行ってみたら、、、、誰 もいない。もちろんバスルームにもキッチンにも。そのとき「ああ、これの事を言っ てたんだ!」と、ピーンときた。

            実は1週間程前、サトやんがバスルームで歯を磨いている時、やはりリビングの方か らピアノの音が聞こえてきたが、「そんなはずはない。どこか他のアパートからの音 かも。と思ってさほど気にもとめなかった。」という話しをしていた。しかし不思議 なことに怖いという気は全くしなかった。しばらくして学校から戻ってきたサトやん にピアノの件を話したら「ウソー!!」と言って急に怖がり始めた。念のためどんな フレーズを弾いていたか話したところ、1週間前に聴いたフレーズと全く同じだった そうだ。その後サトやんが夜中にトイレに行くときは常に起こされて付いて行くはめ になってしまった(言わなきゃよかった)。

            そんな事があってから、さらに1週間程経ったある夜の事。なんだか寝苦しくて眼が 覚めると『カナシバリ』の状態で体が思う様に動かせなかった。『アリャーまいった なこりゃ』と思っていると突然左の方から人の手が延びてきた。サトやんは右側でス ヤスヤ寝ているし、『だっ、誰の手だ。これは!』思うように動かなかった体を必死 の思いで動かした途端、スウーッとその手が消えていった。その時もやはり怖いとい う気は全くしなかった。そして何故かその手は女の人の手で、あのピアノを弾いたの と同じ人だという事が分かるのだった。
            昔この部屋に住んでいた女性ピアニストの霊がまださまよっていたのであろうか?

            | エッセイ by 田村夏樹 | 14:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            運転席からの日本とニューヨーク
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               by 田村夏樹

              日本に帰ってきて、半月程前から車を運転し始めたが、イヤーッ、このニュー ヨークとの違い!

              先ず道路が良い。
              この半月、避けなければいけない様な穴は一つもなかった。 ニューヨークじゃ避けられなかった時、車がバラバラになるんじゃないかと思 う様な穴が一般道には至るところ、時には高速道路にも。それでなくてもム チャクチャな運転する連中だらけなのに。周りに神経を使い、穴ぼこに神経を 使い、ソリャアモウ大変。
              次にマナーが良い。
              皆さん実に良く交通ルールを守っているし、狭い道路での擦れ違いなども実に スムーズ。ちゃんと状況を見てチョット待った方が良い時はちゃんと待つ。結 局その方が早く行ける事になるのだが、ニューヨークじゃそうはいかない。 「オイオイバッバカ突っ込んでくるんじゃない!」 状況も見ないで我先に突っ込んで来て、結局ニッチモサッチモいかなくなっ て、喚きあう事になる。3秒待てば何事もなくスムーズに流れていたのに。 信号が青に変わって発進が遅れた時、後ろから鳴らされるクラクションのタイ ミングは、日本は3〜5秒、ニューヨークは0.1秒(5、6台後ろからも鳴 らされる)。
              次に車が美しい。
              十年前渡米した時と比べるとニューヨークも随分きれいな車が増えた。しかし 相変わらず凄まじい車もたくさん走っている。それに比べて日本の車のきれい な事。日本で窓ガラスの代わりにビニールをガムテープで張り付けて走ってい る車、ドアがベッコリと凹んでいる車、火炎放射器で焼かれたのかと思う程塗 装のハゲた車、ガラガラギギギーバババッドカンドカンと今にも分解しそうな 音を出し、白煙を撒き散らかしながら走っている車、こんな車、日本でそうそ う毎日お目にかかれるものではない。
              次に運転者がおとなしい。
              ニューヨークでは運転しながら大声で歌う、音楽に合わせて手拍子をする、ハ ンドルを叩く、天井を叩く、踊りだす、こんな人をよく見たが、日本では静か に新聞や漫画を読みながら運転してる人をよく見かける。
              次に縦列駐車が大変。
              ニューヨークでの縦列駐車はすごく楽なもので、後ろの車にゴツン、ハンドル を切り返す、前の車にゴツン、ハンドルを切り返す、後ろの車にゴツン、 チョット前へ、これでOK。日本でこんなことしたらエライコッチャ、エライ コッチャ。へたしたら警察沙汰である。それはそれは慎重に、ぶつけない様 に、こすらない様に、ソリャアモウ大変。

              整然とルールを守って走る時は絶対日本が楽。マイペースで融通のかたまり的 運転がしたかったら絶対ニューヨーク。
              良く言えば、まじめでおとなしい日本。
              良く言えば、ハッキリした意思表示、人間的なニューヨーク。
              悪く言えば、自分勝手、強引なニューヨーク。
              悪く言えば、何を考えてるかわからない、ロボットの様な日本。
              これが今、ハンドルを握りながら感じた日本とニューヨークの違いです。

              | エッセイ by 田村夏樹 | 14:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              ワタリガニ
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                by田村夏樹

                それでは先ずスーパーへ行ってワタリガニを買ってきます。う ちの近くのスーパーは1パックが380円です。二人ならこれで充分。
                次にそのカニを醤油と酒に浸け、カタクリコをまぶし、しばらくおいておきます。
                その間にニンニクひとかけをみじんぎり、ショウガ適量をせんぎり、ワケギ適量を4 センチ程に切っておきます。オイスターソースと酒を用意しておき、いざ調理開始。
                中華鍋に油をひきニンニクを入れます。香りがたったらショウガ、そしてカニを入れ てよく炒める。次にワケギを入れ、オイスターソースと酒(様子を見てカタクリコを 足してもよい)を入れ、さらに炒める。少し焦げたショウガ等もフライ返しで、こそ げ取ってまぜる。
                これで出来上がり。メチャクチャ簡単でメチャクチャ旨い。
                カミさんなどは、その、あまりの旨さを思いだし、夜寝られなくなる始末。さらにそ のあと3日間ほど1日じゅうウワゴトの様に「ワタリガニ、ワタリガニ、カニカニワ タリガニーー!!」「カニカニカニカニ、ワーーターーリーーガーーニーーーー!! 」と叫び、ニターと笑うという、知らない人が見たら『ぞっ!』とするような光景を 繰り広げたのであった。
                あなたもひとつ試してみませんか?


                 
                | エッセイ by 田村夏樹 | 14:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                ピーター方式
                0
                  by田村夏樹

                  ピーターと言うのは、ボストンにあるロンジー音楽大学のジャズ科主任教授をやって いるピーター・カッシーノの事である。 彼とはボストンのライブハウスや学校でのコンサート等でよく演奏していた。
                  彼の家に遊びに行った時作ってくれた料理、これがメチャクチャ旨かった。 その後わが家ではその料理をピーター方式と名付け、『ここぞ』という時に食べたも のである。なぜ『ここぞ』かと言うと材料費がチョットかかるからなのだが、これは 個人の事情で『ここぞ』か『お手軽な』か、お宅は?
                  さて作り方。

                  用意する物
                  ・エビ(中位の大きさ) ・ホタテ(ひもなし小さい方がよい) ・イカ(小型)
                  ・ピーマン ・人参 ・ワケギ
                  ・シイタケ(マッシュルーム) ・セロリ ・ニンニク
                  ・レモン

                  先ず野菜を1〜2センチ四方の大きさに切ります。ワケギは薬味用より大きめに。 ニンニクは野菜用に2かけ、シーフード用に2かけをみじん切り。 レモンは半分に切り、種を取っておく。
                  エビの皮を剥いておき、イカは一口大に切っておく。

                  フライパンにターップリのオリーブオイルを入れ、弱火でニンニクを炒め、いい香り がしてきたら強火にして野菜を全部ブチ込んで炒める(味付けはしない)。 炒め終わって火を消す直前に半分のレモンをしぼってかける。スプーンを使ってかき 出してもよい。これでOK.
                  次に又フライパンにターーップリのオリーブオイルを入れ、弱火でニンニクを炒め、 いい香りがしてきたら、強火にしてホタテを炒める(炒め過ぎない様)。ホタテを一 旦別の容器(冷めにくいもの)に移し、又おなじ様にフライパンにターーップリのオ リーブオイルを入れニンニクを炒め、エビを炒め、ホタテを入れた容器に移す。又同 じ様にイカを炒め適当なところで、さきほどのホタテとエビをフライパンに戻し、イ カと一緒に少し炒める。そしてやはり火を消す直前に残りのレモンをしぼってかける。 これでOK。
                  大きめの皿にごはんを盛り、その上に野菜とシーフード(汁も一緒に)をかけ、醤油 とトウガラシを好みの量かけて、できあがり。
                  本当においしいです。
                   
                  | エッセイ by 田村夏樹 | 14:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  オバサン
                  0
                    by田村夏樹

                    北海道ツアーの移動日に有珠山のふもとにある熊牧場に立ち寄った。
                    修学旅行生やおじさん、おばさんのツアーなどで結構賑わっていた。入口の横にリンゴとクッキーが置いてあり、「これ以外の食べ物を与えないで下さい」と書いてあった。
                    クッ キーを買って入っていくと最初は幼稚園ぐらいのグループ。クッキーを投げると我先にと追いかけていく。次が青年のグループ。こちらは相当智恵がついていて 「俺に投げろ!」「この手に投げろ!」と言うように立ち上がって『おいでおいで』をしている。つぃつい乗せられてアッと言う間にクッキーがなくなった。次 が壮年グループ。こちらはさらに『おいでおいで』がうまくなって寝っころがりながらやってる者もいる。リンゴを買ってきて投げると実にうまくキャッチす る。
                    隣に来たオバサン3人組、「ほら、頂戴は?頂戴」「あらカワイイ」等と言っていたが最後に聞こえてきた言葉が「あら何でも食べるのねー」、、、何をやったんだよー。頼むよオバサン。 
                    | エッセイ by 田村夏樹 | 14:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    オバサン 〜その2〜
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                      by田村夏樹

                      やはり北海道ツアーの移動日に小樽の近くの羊牧場での話。
                      その牧場では世界の珍しい羊がいたり、牧羊犬の実演があったり、子羊を放し飼いに していたり、結構楽しいところなのだが、驚いたのは中にジンギスカンバーベキュー 屋がある事だ。すぐ側で子羊達が遊んでいるというのに。ワオーここは弱肉強食、野 生の王国か!! しかし食べる人がいるから店もやってるんだよな等と思いながら覗 いてみると、いたいたオバサングループ!子供が走って来て「お母さんあっちに小さ い羊いたよ。かわいかったよ。」するとお母さん「ああそう、良かったね。」と言っ た後やおら立ち上がり店員に大声で「ちょっとお姉さん!ラムもう一皿追加ね!!」 、、、げに凄まじきはオバサンパワーかな。


                       
                      | エッセイ by 田村夏樹 | 13:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |