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自由の女神
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     by 田村夏樹

    ニューヨークと言うところは、ほんとにお客さんが多い。日本からもボストンからも。
    一年前まで住んでいたボストンに来たのは身内ぐらいだったが、ニューヨークに引っ 越した途端、来るわ来るわ。やはり世界のニューヨーク、なのだろう。特にうちの場 合、音楽関係の知り合いが多いので、皆本場のジャズやミュージカルに触れに来よう とするからなおさらだ。

    だいたい皆が行く所は、メトロポリタン美術館、近代美術館、自由の女神、エンパイ アステートビル、有名ジャズクラブ、ミュージカル等が多いのだが、住んでいる人間 はこういう所にはあまり行かない(勿論人によるだろうけど)と思う。

    先日やはり日本から来た友達が行くと言うので、初めて自由の女神へ行ってきた。 昼食をとってから出かけたのだが、後から人の話しを聞くと、午後から出かけるなん てとんでもない事で、朝早く行かないと、とても全部まわれないらしい。 そんな事とは露知らず、のんびり出かけた僕達であったが、ラッキーにも1月9日な んて時期は観光シーズンも終わり、人が少なくなり、そのうえ天気予報でその日は雪 、と言ってた事もあって、ほんとにガラガラだった。これも日頃のおこないの賜であ ろう。
    行く方法等はガイドブックに出ているので省略するとして、さて島に着きました。と りあえず入り口に向かって歩いて行くと、さほど広くない広場の中央に案内板が立っ ていて、『ここから入り口まで3時間』と書いてあった。「ヒエー!なんじゃこれは !」と思いつつ僕達は30秒で中に入る。ここまでは快調なペースであった。 が、 自由の女神を訪れようとしているオジサン、オバサン、オジイチャン、オバアチャン、 悪いこと言わないからエレベーターを(土台部分だけだが)使いなさい。
    なにも考えずに階段を上がり出した僕達は、道中半ばの土台の部分だけで息はあがっ ちゃう、膝はわらっちゃう。上を見上げると、そこから銅像の部分の狭くて急な螺旋 階段が始まる。「ヒエー!なんじゃこれは!」と思ったが、せっかく来たんだからと 、気を取り直して必死で登り始める。日頃の運動不足を思い知らされる。しかし、そ うか、混んでいればこんなにスイスイ登れないのだから階段でも平気な訳だ。 時間があって、体力に自信のない人は、混んでる時期に来ればいいんだ。等と思いつ つ一生懸命登る。そういえば螺旋階段の途中何箇所かに、緊急用エレベーターに乗れ る場所があった。やはり動けなくなる人もいるのだろう。幸いそのエレベーターのお 世話にもならず、やっとゴールの冠部分に到着。何ということはない、ただ外が見え るだけだが、きつかった道中を思うと感慨ひとしお、目に涙、おもわずバンザーーイ ッ!と叫び、ビールでカンパーーイッ!シャンペンでカンパーーイッ!焼酎でカンパ ーーイッ!オオさすがニューヨーク、エリントン・ビッグバンドが演りだした、オオ なんとお次はラジオシティー・ホールからラインダンスの出前だ!エエイッ酒だ酒だ 酒だーーっ!!飲めや歌えや踊れやハイハイ!ソレソレソレソレー同じアホなら踊ら にゃソンソン、アヨイショ、アヨイショと、、、、、、、、、ちょっと脱線しました。
    さて下りの螺旋階段は手すりによっかかって、スイスイ。しかし後半普通の階段にな った途端ガクガク、ガクガク。最初に『膝が笑う』と表現した人は偉い。ほんとにそ んな感じがする。まあそれでも土台部分にあるミュージアムも見てまわる。制作工程 や実物大の足の指等を見るが、もしこの銅が錆びないで茶色くピカピカ光っていたら 、何か迫力に欠ける様な気がする。
    自由の女神見物も無事終わり、又船に乗り、エリス島に向かう。ここは昔、連邦政府 の移民局があった所だが、じつに1700万人がここからアメリカに入って行ったそ うだ。当時の荷物や写真を見ていると「こうやって皆アメリカ人になっていったんだ 。」「マンハッタンを見ながら、ここから帰された人もけっこういたんだろうな」「 どんな気持ちだっただろう」等と取り止めもないことを考えているうちに最終の船が 出る時間になった。

    エリス島をあとにし、マンハッタンに向かう。もう外は薄暗い。ビルには灯りが入り、 マンハッタンが黄昏の水面に浮かんで見える。 自由の女神を訪れようとしている人で時間の都合がつくひとは、最終フェリーで戻る 事をお薦めします。 この街はやはり夜景が似合う。

    | エッセイ by 田村夏樹 | 14:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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