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混沌のフランクフルト空港
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     by 藤井郷子
     

    ベルリンは今日も雪。3月22日というのに、1週間先の天気予報を見ても一日の最高気温が1℃、最低気温がマイナス9℃。いったいいつになったら春が来るのだろう。ここでは1年の半分位が冬だ。

     

    10日前にもう春の気配の東京から戻って来た。この移動がとても大変だった。東京からフランクフルトまでルフトハンザ航空で11時間半、乗り換えてベルリンまで1時間半ほど。順調に行けば、ロングフライトではあるが、ドア トゥ ドアで19時間ほどの旅のはずだった。ところが、今回はたっぷり36時間かかった。

    フランクフルトに近づきもう着陸の頃となりモニターにあと1時間となってから、何故かずーっと1時間。おかしいなぁと思い始めた頃に機長からのアナウンス。「フランクフルト空港が雪で閉鎖されています。今、上空を旋回してオープンを待っていますが、まだ目処はたっていません。そんなに長いフライト分の燃料は入れていないので、あとしばらく待ってオープンしない場合はミュンヘンに行き、そこで給油後フランクフルトに戻ります。」げーーーーー。だいたいこちらはフランクフルトが最終目的地ではないので、ミュンヘンでそのまま降ろしてくれたほうが楽。まあ、でもこちらは何も出来る訳ではないので、座っているしかない。それから小1時間も経っただろうか。「今、空港がオープンになりましたので、フランクフルトに着陸します。この後のお乗り継ぎ便はゲートに着いてからご確認下さい。グッド・ラック!」この最後のグッド・ラックには非常に悪い予感がした。この巨大なエアバスの500名以上の搭乗者のほとんどはこれから空港難民となるわけだ。着陸後も除雪のすんでいる所を通らなくてはならないためにゲートに着くまでたっぷり40分はかかった。この飛行機は空港オープン後2機目の着陸便だそうだ。だから….??

    飛行機から降りて、出発便のモニターをチェック。乗り継ぎは間に合わないかと心配したが、それ以前に便そのものがキャンセル。ベルリンにむかう他の便も全てキャンセルになっている。今日はここでお泊まり、かな。まあ、すぐに仕事がなくて良かった。フライトキャンセルでのお泊まりは数回経験している。最悪の経験はアメリカン航空のキャンセルだった。対応の悪さにカウンターで文句を言いまくった。私の英語は文句を言う時はやたらに元気になる。英語という言語は、主張をするのに向いている言語だと思うのはわたしだけだろうか。 

    とにかくサービスカウンターに行って下さいと言われ、すでに長蛇の列のサービスカウンターに並ぶ。まさか、ここで夜を明かす事になるとは想像もしなかった。ひとりだったら、並んだきりだが、ふたりなので、交替で椅子に座ったり、まわりの様子を見たり。ラウンジにも行って他に方法がないか問い合わせたが、とにかくサービスカウンターのみで対処しているので、そちらにと言われる。並び始めたのが午後4時過ぎ。外は雪が止む気配はなく、空港はまた閉鎖されたらしい。それにしても、列は全然動かない。どうして、最初に整理券を配らないのだろう。アメリカと違ってヨーロッパは列の作り方がとてもおおらか。そのせいで列が2列にも3列にもなり、もめ始めている。が、ルフトハンザは、全く何の関与もしない。まあ、列の人達に水を配ったり、サンドウィッチを配ったりの配慮はあるので、この時点ではまだアメリカンよりもいいか、と思っていた。ただただ列で待つ事、7時間、私達が並んでいたカウンターの係の人がいきなり帰宅するから閉鎖とか言う。列に関しては世界一厳格なアメリカ人たちが大騒ぎで文句を言っている。が、とりあわずに最初4つあった窓口が2つになり、当然2倍の時間がかかる。そして何と言うことか、夜中1時過ぎに全員の窓口担当者が帰宅するという。こっちだって帰宅したい。だいたい、何時に窓口が閉まるなんて最初に言えばいいし、整理券を最初から配っておけば列のことでトラブルにならないし、いくらでも他の方法があるはずだ。黙ってられずにそれを言うと、整理券なんか何千枚と必要になる、という返事。もちろん、それだけの人数の処理が必要なのだから、それくらいすればいいし、その方がお互い楽なのに!そのままあと10名程のところで放り出された「空港難民」はそこで夜を明かす事になる。これは今までで最悪の経験だ。アメリカンだってホテルを用意した。トルコ航空だって。ユナイテッドだって。

    列の人達はそれぞれ周りから椅子を持って来て、列を崩さずにそのまま仮眠をとる。多くの人が10時間以上のフライトで疲れ果てているのに、この待遇だ。トイレで歯を磨き、交替でベンチで身体をのばしながら、朝5時にあくという窓口の前で夜を明かす。既に2時過ぎになっていたので、あと3時間かそこらだ。朝5時と言った窓口は6時過ぎにようやくオープン。オープンしても一人の処理に30分以上かかっている。どこかからか、チェックインしている人はマシンが使えるという情報が入る。急いでマシンに搭乗券をスキャンする。なんと、電車で行く様にというメッセージがでる。残念ながら今回は荷物が多くてそれはちょっと無理。また列に戻る。しばらくすると、航空会社の係員が列の人達にようやく説明を始める。どうして、最初からこれをしないの?もう一度係員に確認すると、とにかく電車で行く様にと言われる。荷物が多いと説明したが、今日のベルリン行きのフライトは全てキャンセルだから電車以外ないと言われ、電車のチケットを渡される。私も田村も、どうも納得出来ない。だって、モニターにはベルリン行き、ゲート番号まで表示されている。ここでは、どうも誰も信用できない。一か八かゲートまで行ってみる事にする。乗れなくてもともとだし。パスポートコントロールを通り、ゲートにかけつける。搭乗券を見せ、オリジナルフライトがキャンセルになったという説明を始めたら、急いで急いでと搭乗を急かされる。なーんだ、乗れるんじゃない。しかもそのフライトは満席ではない。どうして、サービスカウンター前の列の人達にゲートにいくように説明しないのだろう。荷物は間に合わないかもしれないから、ベルリンで出て来なかったら窓口に行く様にと言われ、搭乗。悪夢のフランクフルトからようやく解放される。飛ぶ前に飛行機に積もった雪おろしが40分ほどかかったが、離陸したら1時間半でベルリン到着。あの長蛇の列での14時間は何だったのか。子供を連れた人、私たちより年配の人達、本当に大変そうだった。ベルリンでは当然荷物は出て来なかった。でも、ここでの列はわずか10分ほど。荷物が着いたら電話します。今日中には届くはずです、との説明。さすがの長旅で疲れたので、空港からアパートまでタクシーを使う。預けた荷物はドアまで運ばれると聞いたら、自分で持って来るより楽かもしれないと思い、悪いことばかりではなかったと自らに言い聞かせてみる。

    それでも、もうルフトハンザはたくさん。これで私のブラックリストにはアメリカン、トルコ、ルフトハンザの名前が載った。

     

    | ツアー日記 | 16:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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