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なんでもかんでも

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浮草稼業
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    by 藤井郷子

    演奏できるところには、どこへでも出かけて行く。今年、2014年の9月10月のスケジュールはけっこう過密だった。ロンドン、スコットランド、アメリカ、韓国、日本のツアーとほとんど休みなくまわった。

    「お仕事でいろいろなところに行けていいですねぇ」とよく言われる。確かにいろいろな所には行く、でも大抵は空港や駅から演奏会場とホテル、一泊したら翌朝は早朝に出発で、観光などほとんどしないから、町の様子すらもよくは知らない。
    「せっかく行ったのだからゆっくりすればいいのに」ともよく言われる。その通りなのだが、私たちのように非商業的で一般受けが難しい音楽を演奏していると、ゆっくり泊まっちゃったら、赤字になっちゃうのだ。
    「それでは、一般受けしそうな音楽を演奏すれば?」ともよく言われる。残念ながらそんな気は毛頭ない。そもそも、やりたい音楽を演奏する人生を選んだのだから、その音楽を演奏することが意味のあることなのだ。つまり、お金で価値を計る世界ではやっていない。もちろん、お金がないと生活できないので、やりたい音楽をやって報酬をいただければ、本当にありがたい。
     
    売れる音楽だけが、社会に、人間に必要だと考える人たちもいる。音楽も市場経済の枠組みの中で淘汰されるのが当然という考え方らしい。そうしたら、私の音楽は存在意味もないものになる。世の中には「売れる音楽」だけが充満する。それが、豊かなこととはおよそ思えない。それでは、質の高い音楽だけ選べばいいと言う人たちもいる。誰がどう質の高さを決めるのか?
     
    私は、売れても売れなくても「私の音楽」を演奏できることが、幸せだし意味がある。だから、きつい旅程でも移動でも仕事がはいればとんでいく。
     
     
     
     
     
     
    | エッセイ by 藤井郷子 | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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