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なんでもかんでも

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2015年Tobira南米ツアー 1
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    by 藤井郷子
     
    11/2
    前夜はベルリンでのソロコンサート。そして今夜の便でブラジルに飛ぶ。南米に行くのは初めて。なぜだか、ずっと行きたかった南米にカルテット「TOBIRA」で演奏ツアーで行けるのは、ものすごく幸せ。とはいえ、このツアーの準備の段階ですでにカルチャーショックを受けていた。
    ヨー ロッパ、アメリカ、カナダ、日本で仕事をしていると、想像できないことをいっぱい体験させてもらった。ビザが必要なことは最初から分かっているので、催促 し続けた書類はラストミニッツまで用意されずに、ブラジル大使館でもアルゼンチン大使館でも領事部の人に無理を言って、出発直前に受け付けてもらった。仕 事の決定がなかなか出ずに、出た時にはすでに航空運賃は値上がりしていた。出発の飛行機に乗るまで、一体どうなるのかと気を揉んだ。それでも、南米では世 の中この調子で問題なく(問題あるかもしれないが)動いているのだから、これが彼らの流儀と考えた方がこちらも気が楽になる。とはいえ、なにぶん器が小さ いので、ついイラつく。
    ベルリンからミュンヘンまで行き、 ミュンヘンからサンパウロまでひとっ飛び。ドイツとブラジルが直行便でつながっているなんて、ちょっと妙な気がするが、12時間のフライトの後に時差がわ ずか3時間、つまりほとんど南下の移動。時差ぼけもなく、とても楽。東京から北京、ニューヨーク経由で飛んできたドラムの井谷は、もう昼だか夜だか何日過 ぎたのかわからない状態。
    オーバーナイトのフライトで飛んだので、それでなくても飛行機ではよく眠れる私は、ほとんど通常の睡眠時間。映画鑑賞には普段は見せない勤勉さを見せる田村は今回もしっかり鑑賞。私から見れば、映画中毒というレベル。
     
    11/3
    サ ンパウロ到着後、ニューヨークから飛んでくるトッドと井谷の到着を待とうと入国、荷物を取った後に、インフォメーションで到着ゲートを聞く。デスクにいる 満面笑顔のあどけなさが残る若者、実に親切に「インターナショナルの到着ゲートはターミナル3、つまりここだけです。ここで待っていれば着きますよ」と教 えてくれる。でもモニターには便名がないので、それを聞くと、もう到着したものは出ていないかもしれないという説明。どうも調子の良さが不安で、一応携帯 で電話してみる。荷物待ちとのことなので、出口で待っていると伝え、混み合う出口で待つ。でも全然出てこない。どうもおかしい、と思い始めた時にこちらの 携帯が鳴る。「出口ですけど」「エーーー、こっちも出口にいますけど」念のためにターミナルを聞いてみると、ターミナル1に到着したという。仕方なくサン パウロから目的地ポルトアレグレに飛ぶターミナル4のカウンターで待ち合わせということにする。それにしてもどうしてインフォメーションでガセネタを教え るんだろう。ターミナル移動のバス乗り場を聞きに行き、笑顔のお兄ちゃんに違うターミナルに着いたよ、と文句を言う。お兄ちゃん、それはおかしいとパソコ ンでチェック、モニターにはターミナル1とは確かに書いていない。ターミナル2と3とある。でも、どっち??飛行機一機なんだから、ターミナル2か3のど ちらかでしょう?満面の笑顔で「でも、そう書いてあるよ」ブラジル上陸最初の体験でした。
    バ スでターミナル4に移動。ポルトアレグレ行きのフライトのチェックインカウンターを調べていると、トッドと井谷もやってきた。出発まで4時間近くあるの で、お茶でも飲もうと大荷物を持って移動。私と井谷のトランクが壊れていることに気づく。まあ、今にも壊れそうだったから、仕方ないかと、エアラインカウ ンターには戻らずクレームも出さないことにした。時間になりチェックインカウンターに行く。ここは問題なく事が運んだ。あまりスムースだと不安になる。セ キュリティーを通りゲートに向かう。セキュリティーの甘さにびっくり。ジャケットも脱がなくていいし、コンピューターもカバンから出さなくていい。ゲート でフライト待ち、ここでブラジルのエージェント、モニカに会うはずなのだが、なかなか登場しない。トイレに行ったら、なんとそこでモニカと対面。人の良さ そうな人懐こい表情で満面の笑み。朝のインフォメーションのお兄ちゃんを思い出す。ゲート80とモニターにもボーディングパスにもあるのに、80は違うフ ライト、いきなり何の知らせもなく別のゲートからボーディング開始。もう驚きません。
    ポ ルトアレグレには、大きなバンで迎えが来ていて、その車でホテルに移動。ホテルチェックイン時にどこかでトランクが買えないかと聞いてみる。タクシーで数 分ほどのショッピングモールだったら、店があるという情報。歩いてもいけるくらいの近所らしい。でも、歩いて行って安全なの?という質問にホテルの人は、 ブラジルは安全なところはほとんどないという正直な返答。すっかりビビって、近所を散歩する代わりに、グーグルマップで近所を散策。なんと、ホテルのすぐ 近くに居酒屋があるようだ。
    ディナーに行くのに、ロビーで8時の待ち合わせ。ロビーで待っていると、今回の南米ツアーをオーガナイズしてくれたブエノスアイレスのエージェントが到着。シルヴィーナとは数ヶ月前から何回もメールのやり取りをしていて、急ぎの時はSkypeで 話しもしたから、初めて実際に会うのは不思議な感じ。メンバーとモニカとシルヴィーナで、また大きなバンでレストランに向かう。ファンシーなレストラン は、明日のプロモーターが持っていて、その奥さんが切り盛りしているグリルレストラン。機内ではまともなものを食べていなかったから、美味しいご飯は大歓 迎。私と田村はステーキを、井谷とトッドはステーキとポルトガルに良くある干した塩鱈、バカリャウのグリルをシェア。それにみんなで前菜の盛り合わせを頼 む。何を食べても超おいしかった。オープンキッチンにある勢いよく燃えているオーブンの中で、野菜も肉も丸焦げになりそうに焼いている。ステーキは一緒に 温められた石の上に置かれて出てきた。ニューヨークのステーキレストラン、ピータールーガーと同様、熟成させたビーフの味は普通のステーキレストランでは 味わえない美味しさだった。
     
    11/4
    ラン チは、ホテル前にある居酒屋に行くことになる。田村と私は寿司盛り合わせ、井谷とトッドは焼きそば。どれもおいしかった。ランチの後はシルヴィーナに同行 してもらってショッピングモールにタクシー2台で向かう。店先に並ぶ婦人服のセンスにびっくり。色も形も一言で言えば派手。キャリーバッグは大きめで安価 なものを買い、ホテルにタクシーで戻る。タクシーから道路を走行している馬車を見る。ベルリンでも観光客相手の豪華な馬車はよく見るが、この馬車は観光で はなく、乗り物として現役。子供が二人で乗っていて、馬はかわいそうなくらい痩せている。リヤカーをひいているという感じだ。
    ホテルに戻り「壊れてしまったキャリーバッグはどこに捨てればいいの?」という問いに、シルヴィーナは「部屋に置いていけば?」失礼しました。ここはドイツじゃありません。
    サ ウンドチェックは5時から。ロビーで待ち合わせて大きなバンで会場に向かう。会場はクラブではなく、カルチャーセンターのような建物にある小さなホール。 音の鳴りがすごくデッドで、みんなうろたえる。ここまでデッドな場所はそうそうお目にかかれない。1時間くらいリハーサルして、そのサウンドに慣れようと するが、まあ、本番になってお客さんが入った時の鳴りはまた別物なので、出たとこ勝負という事で、サウンドチェック終了。
    楽屋でケータリングのピザやブラジルに着いてからどこでも出てくる丸い小さなチーズパン、日本のコンビニにもよくあるパンをつまむ。本番8時からのワンセット。記念すべき南米デビュー!!
    「コンサート以外では練習や作曲の他にいつも何しているんですか?」と聞かれる。実は音楽以外のマネージメントの仕事に多くの時間を取られている。この1時間超のコンサートのためには、数ヶ月前からの準備があった。
    本当に久しぶりのTobiraでのコンサート。演奏することはこんなに楽しいから、面倒な準備でのストレスはいっぺんに解消される。
    共演者と、準備してくださった方、主催者、協力者、いらしてくださった方々に心から感謝。
    終了後はブラジル料理のステーキの店に主催者も一緒に食事に行く。地元の人々で賑わう飾らない店で、大きなステーキ2枚、3枚と鉄串に刺してあるものを2つ注文。ワゴンで来るヤムチャ状態のサラダバーで好きな野菜を注文。この2日間で1年分のビーフを食べた気がする。前日の熟成したビーフとは違う、ワイルドなビーフを味わい、満腹でホテルに戻る。
     
    11/5
    今 日は移動日。ポルトアレグレからサンパウロに飛び、乗り換えて、リベイランプレトに飛ぶ。サンパウロで、ポルトアレグレの仕事のマネージャー、モニカとは お別れ、今度はリベイランプレトのマネージャー、アナが同行。サンパウロからリベイランプレトの飛行機がすごかった。仕事柄、飛行機に乗ることは多いが、 こんな機体は初めて。25年ほど前はニューヨークとボストン間をプロペラ機でよく飛んだが、それともちょっと違う。珍しく写真を撮った。
    リ ベイランプレトに到着後、迎えのバンでホテルに移動。暑い!!嬉しい蒸し暑さ。これだけで既に寒いヨーロッパから南半球に来た甲斐がある。空港ビルから外 に出てびっくり。空港ビルと思っていたのは、なんか掘建小屋みたいで、外は本当に何もない田舎。ホテルまでの移動中も、外の様子にびっくり。なんと形容し たらいいだろうか、、、よく映画に出てくる中南米の混沌とした町の雰囲気。古いバイクや車が走り、子供達が街中で遊び、日差しが強く、そこにいきなり銃声 が鳴り、ストーリーは麻薬の売買とそれをコントロールしているアメリカのギャングや政治家たちの場面へと移っていく。なんか、どんどん空想が湧き上がって くる景色だ。
    ホテルでしばらく休憩後、ロビーで待ち合わせて みんなで食事に行く。アナが事前に調べたレストランに向かうが、近い方がいいということになり、途中の店に入る。ビーフ以外だったらなんでもいいという私 のリクエストで、魚やチキンもあるレストラン。田村は入るなり「エビ、エビ」と言っていたが、残念ながらエビは品切れ。チキンと魚を注文。店の高齢なウエ イターがいい雰囲気で、レストランの独特なインテリアと重なってまた映画の一コマにいる気分。私はよく冷えたブラジルビールとチキンパルメジャーノをいた だく。イタリアンのブラジルバージョンだ。ホテルに戻ったらまだ10時前なのに、田村はすぐに就寝。すっかりのんびりと過ごせた異動日だった。
    airplane
    | ツアー日記 | 11:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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