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2015年Tobira南米ツアー 2
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    by 藤井郷子

    11/6
    リベイランプレトはポルトアレグレより北に位置するので、ずっと暖かい。朝から30度近くある。ベルリンの冬モードだった体が溶けていくようで、すっかりリラックス。非常に体調が良好。朝ごはんはホテルで、昼はロビーで待ち合わせてみんなで近所のベジタリアンレストランに行く。台湾人がやっている店は、アジアフレーバーのバイキングスタイルで、好きな料理を好きなだけ取って、重さを測り重量で料金を払う。結構どれも美味しかった。
    ホテルに戻り、ちょっとゆっくりしてから、サウンドチェックは5時から。今夜の会場はブラジルの国からやっている文化スポーツセンター。コンサートのチケットは安価で国が助成している。サウンドチェックは1時間で終わってしまった。8時半からのコンサートにはたくさんの人たちが来てくれて、場所柄、音楽ファンだけに限らない人たちにも聞いてもらえて、嬉しかった。今夜はもっとインプロの多い曲のプログラムにした。
    終演後、メンバー、エージェントのシルヴィーナ、ブラジルのマネージャーのアナと、アナの見つけたレストランに行く。アウトドアの大きなレストランは、ウエイターも民族衣装のブラジル料理の店。ここで食べたブラジル料理が圧巻に美味しかった。エビと白身魚を使ったココナツミルクの料理はちょっとタイ料理のよう。その他にスペアリブや、マッシュドポテトとビーフを重ねてオーヴンで焼いたもの、チャーハンのようなライス料理、みんな美味しかったです。ブラジルの美味しい料理を紹介したかった、アナは誰よりも嬉しそう。美味しい料理といい音楽は、人生には必須です。
     
    11/7
    今日もコンサートのない移動のみの日。信じられないくらい楽なスケジュールだ。朝11時にホテルロビーに集合して、車で空港まで。そしてまたサンパウロまであの不思議なプロペラジェット機で向かう。どんな楽なツアーでも、予期せぬ出来事で過酷なスクジュールになる時もあるから、眠れるときはひたすら眠る。機中では、私は離陸知らず着陸知らずで寝る。眠れない人も多いから、眠れるのはラッキーな体質だ。あっという間にサンパウロ。今日はここでブエノスアイレスへの乗り継ぎで5時間以上時間を潰さなくてはいけない。ドメスティックのターミナルからインターナショナルなターミナルに移動。ありがたいことに5時間前でもチェックインできて、重たい荷物から解放される。ブラジルのマネージャー、アナとはバイバイして、メンバーとシルヴィーナと一緒に空港の寿司屋に行く。回転寿司もあるが、時間が長いので、居心地の良さそうなテーブルに着く。メニューは、日本人の想像を超える内容。私はしめじを揚げた寿司、サンドライドトマトとルッコラとチーズの寿司などをとる。多くの日本人はこういう寿司もどきに顔をしかめるが、食べてみると結構美味しい。常識にとらわれない新しい文化的試みは、まさに私たちの音楽と同じで、私はむしろ共感を覚える。もちろん、日本のトラディショナルな寿司も大好きですが。アルゼンチンの選挙がもう直ぐなので、政治の話になる。政治家はどこの国でも同じ、直近のことだけで先のことを考えないらしいという結論に落ち着く。せっかくの農業国なのに、後々大きな財産になるであろう自然農法での栽培は考慮されていなくて、直ぐにお金になる農薬を使いまくる農業や遺伝子組み替えにポイントが置かれているらしい。本当に世界中、同じみたいだ。話していてアルゼンチン人と日本人とアメリカ人ですっかり暗澹たる気分になる。
    コーヒーでも飲みましょうと、場所を変えてカフェでさらに時間つぶし。ネットが繋がらないのが辛いが、その分のんびりできる。メンバーは夜7時過ぎのフライトでシルヴィーナは8時過ぎのフライトでブエノスアイレスに向かう。
    時差は1時間、このフライトも眠り続ける。到着後は入国審査。ちゃんとビザもとってきているのに、やたらに時間がかかる。この国はブラジルと違って、かなり神経質に入国審査をしているし、すべての外国人の指紋と写真を撮っている。何かを恐れているのかな?と漠然と感じる。入国後にバッグをピックアップ。その後さらに荷物すべてをX線の機械を通すというのも、他の国ではあまり見たことがない。ようやく出口に出ると、フェスティバルの迎えの可愛いお姉さんがにこやかに迎えてくれた。
    車でホテルに。チェックイン後にホテル近くのレストランに向かう。日本のアルゼンチン大使館領事部でビザを取る時に、その治安の悪さを散々聞かされたので、気分としてはホテルから1ブロック歩くのもサファリパークを無防備で歩く気分。連日ビーフばかりだったので、みんなで軽めにポーク、スパニッシュオムレツ、かぼちゃのマッシュを注文してシェア、ビールで乾杯。大きなレストランはとても賑わっていて、雰囲気も良かった。
     
    11/8
    ブエノスアイレスでの仕事は11日と12日、それまでの間は他の町の仕事が取れなかったので、連日オフ。これも、普段のツアーではなかなか無いことだ。まあ、せっかくここまで来たのだから、たまには観光。実は私はこれが一番苦手。どうしたらいいかわからない。ブエノスアイレスジャズフェスティバルに昨年出演して、ブエノスアイレスに精通している東京オケでの共演者、早坂さっちゃんにメールして助言を仰ぐ。ありがたい事にすぐに返事が届く。オススメの店や美術館、エリアを教えてもらう。シルヴィーナからの情報も合わせて、ネットであれこれ調べて、ホテルから徒歩で行けるサンテルモとタンゴ発祥の地区、カミニート、そしてカミニート近くにあるキンケラ・マルティンの美術館が面白そう。
    ホテルのフロントで相談したら、カミニートは歩いて行ったら危険な地域だから、タクシーを勧められる。ネットではタクシーもすべて安全なタクシーとは限らないとあったので、それを話すと、安全なタクシーの見分け方を教えてくれる。カミニート、ボカ地区にまずタクシーで行く。車の中から周りを見ていると、見るからに治安のよろしくないところを通過。
    ボカ地区のカラフルな街並みも楽しかったし、タンゴ発祥の地、カミニートでそこら中でタンゴを踊っているのも面白かったけれど、なんといってもキンケラ・マルティンの美術館が圧巻だった。その構図と色合い、カンバスからはみ出すような力強さには感服。絵画も音楽も表現という意味では同じ。ものすごいエネルギーをもらった気分だ。はっきりと彼の独自のスタイルを確立していて、それがまた一貫した主張を持っている。美術館には他の画家の作品もあったが、彼の作品と比べると色あせるような感じだった。
    ランチはさっちゃんオススメのチョリパン。これも結構なボリュームでした。タクシーでサンテルモに向かう。日曜日でマーケットが出ていて、ここまでしか行けないとタクシーを下される。え〜〜〜〜、ここでおろすの???という感じの通りで、道にたむろしている、やばそうなお兄さんの間を通り、マーケットに急ぐ。まあ、こちらは4人連れでしかも日本人ばかりではないので、完全なイージーターゲットというわけではない。歩いても歩いても続くマーケットはものすごい多くの人で賑わっていて、これもバッグを抱きしめながら緊張しながらの散策。ホテルまで歩いたら、すっかり疲れる距離でした。
    夕食は近場で済ませようと、近所のなんでもあるようなレストランで、私はサラダ、田村はピザ、トッドと井谷はパスタ。ピザのチーズの量にびっくり。なかなか軽めの食事は難しいところです。
    慣れない観光で疲れ切った1日でした。
     
    11/9
    今日も、雑誌と新聞のインタビューとラジオ出演のみ、演奏なしのスケジュール。私たちの通常のツアーでは考えられないような、のんびりスケジュール。昨晩、さっちゃんの紹介で連絡したブエノスアイレス在住の日本人ご夫婦が、アルゼンチン北部の料理のランチを誘ってくださった。
    ホテルからそんなに遠くはないところにある、雰囲気のいいレストラン。野菜や豆の煮込み料理とトウモロコシの皮で包んだ蒸し物は、連日肉料理で疲れていた胃腸には何より。しかもみんな優しい味がして美味しい。定年退職されてから、それまでも何回も訪れ、魅了されたブエノスアイレスに引っ越してこられたというご夫婦に、ブエノスアイレスのお話をいろいろと伺う。音楽にも精通されていて、こちらのシーンについても教えていただいた。話が弾んで、そのあとは楽器店街を歩きながら、私が2、3年前からお付き合いのあるCDストア、Minton’sに向かった。インターネットで2、3年前にCD注文をいただき、店頭に私のCDをたくさんディスプレイした写真をfacebookにあげてもらった、コアなお店。立ち寄ったら、とても喜んでくれた。ニューヨークにダウンタウンミュージックギャラリーという、小さいけれど世界中の面白い(私が思うところの)CDばかり売っている店があるが、Minton’sはそのブエノスアイレス版だ。このお店によく来る音楽ファン、みんな職業はまちまちだが、音楽で繋がっている仲間で、明日は私たちをアサード(バーベキュー)に招待してくれるという。またまた「肉」だ!
    夜は私と田村は10時からのラジオ番組に向かった。インデペンデントなFM局は、古いがやたらにかっこいい建物に入っていて、みんなワインを飲みながらやっている。やたらにハイパーなコマーシャルなラジオ番組とは違い、好きなものを取り上げて放送するというスタンスが居心地よく、ほとんど友人宅に遊びに来てくつろいで話している感じ。すっかり話し込んでしまい、時間が足らなくなってしまった。番組担当で自らも放送で話しているマーチンは、全ての私たちのコンサートに来てくれるという。ホテルに戻ったのは夜中12時過ぎ。井谷とトッドは昼間食事に連れて行ってくださったご夫婦に、ミロンガに連れて行ってもらっていて、不在。オフの日も、盛りだくさんで、ホテルに戻ったら、早速休みました。
     
    11/10
    今日もまだオフです。でも、今日からはフェスティバルが始まったので、フェスティバルがランチとディナーを提供してくれます。
    1時に、ホテルロビーでフェスティバルの私たちを担当してくれるカミーナというスタッフと会い、レストランまで徒歩で10分。なんとスウェーデン大使館に入っているレストラン。どうやらスウェーデンが、ブエノスアイレスジャズフェスティバルに協賛しているという事。スウェーデン料理ばかりではなく、私はガスパッチョにキノコのリゾットを頂きました。ディナーはアサードに招待されているので、軽めのランチと思っていたのに、あまりの美味しさに完食。ホテルに戻り、明日明後日のフェスティバルでの忙しい仕事の準備。明後日は午前中に90分の即興演奏のワークショップもあるので、作戦を練る。ソロの内容もどうしようかと思案。
    夕方、井谷の友人でブエノスアイレス在住の日本人ケーナ奏者とコーヒーブレイク。ホテル近所のとても渋いカフェに連れて行ってもらった。カウンターだけの店に70歳以上のおじいさんばかりがコーヒーを飲む、やたらに落ち着く店。どうケーナと出会ったかなど、興味深いお話を伺い、楽しい時間を過ごす。
    夜は私のCDを大量に持っているというありがたいファンの方のお宅でのアサードのパーティー。CDストア、Minton’sに行き、そこからMinton’sのオーナーの車とタクシーに分乗して車で走る事40分。一戸建てが並ぶ住宅街に私たちのほかにも続々と総勢18名の音楽ファンが募っての大パーティー。庭にはプールもあり、その脇にある炭火焼き用の大きなバーベキュー焼き器にはすでに大量のビーフとスペアリブが並ぶ。ルーツはモロッコという事もあり、クミンを使った味付け。最高の肉と赤ワインというだけあって、止まらないくらいに美味しい。奥様はベジタリアンとの事で、サラダとトルティーヤ(スペインオムレツ)もこだわりの美味しさ。おじさん、すっかり酔っ払われて、ステレオを大音量でかけながら、うちのピアノを弾いてくれと。こちらもピアノ弾きなので、宴会席ではちょっと弾くわけにはいかない。「井谷くん、およびみたいよ」と押し付けちゃったら、ピアノの前に連れて行かれたらしい。「お疲れ様でした」でも、実は井谷は翌日のコンサートで本当にピアノを弾きました!!
    イタリアやスペイン同様、ディナーは10時すぎからというアルゼンチン、夜中1時でもまだまだ盛り上がったまま。ステレオの大音量と屋外のパーティーの騒ぎで近所から苦情がこないのかと、こちらの方が心配になったが、ラテンの方々にはこれは通常のようだ。途中、シルヴィーナが気を使い、いつでも帰りたくなったら言ってね、と。明日もあるし、そこで、私たちは失礼した。帰りは用意してくれたカーサービスでホテルまで。あの後、まだまだ盛り上がっていたのかなぁ? 集まった音楽ファンの中には、スーツで来た弁護士さんもいて、明日の仕事はどうなるかと余計なお世話の心配までする晩だった。
     
    11/11
    今日からようやく仕事。今日のランチは車で夜のコンサートの会場近くの雰囲気のいいカフェ。もうとにかく肉以外、私は白身魚の料理をいただく。隣のテーブルのおじさんが、同じ魚料理を食べていて、「美味しいですよ」と日本語で。昔、東京理科大で物理を教えていて、杉並区に住んでいたそうで、今はボストン在住、タンゴに魅せられてブエノスアイレスに時々来られるというお話。
    美味しいランチの後は、そのまま会場でのサウンドチェックに向かう。以前は工場だったという大きなホール、音響もなかなか良くて、気持ち良く演奏できそうだ。サウンドチェックを済ませ、ホテルに戻る。夜の本番まではホテルで休憩。
    夜、ホテルから会場に行き、出演時間を待っていたら、びっくりすることが起きた。スタッフのカミーナが控え室に「キンケラ・マーチン美術館の人がプレゼントを渡したい」と言って来ているという。へ?なんで??美術館の方は英語を話されないので、カミーナが通訳してくれたが、「ようこそブエノスアイレスに。キンケラ・マーチン美術館からのプレゼントです」と紙袋を渡してくれた。中には、キンケラ・マーチンの力強い作品のB5大のプリントが5枚、それに美術館のカタログとスペイン語でのお手紙。どうしてだが未だに謎なのだが、本番前にさらに気持ちが高揚するような出来事。何しろ、数日前にキンケラ・マーチンの作品に心を動かされたばかりだ。
    PAのスタッフも素晴らしくて、とても気持ち良く思い切り納得のいく演奏をさせてもらった。この1時間超のコンサートのために数ヶ月前から山ほどの書類や、メールのやり取りをしてきた。でも、その手間や面倒、すべて足しても、演奏する喜びの方がずっと大きい。もちろん、それだから続けているのだが。
    演奏後は近所のピザ屋に行ったが、徒歩でも5分で行ける、そのレストランに車で行く。治安の良くないエリアなので、フェスティバルはトラブルを恐れているようだ。フェスティバルが用意してくれたディナーは又やステーキ。連日、ステーキでかなり疲れてきたが、肉をグリルしたものは、揚げ物や化学調味料まみれの料理より消化が良いみたいで、体調は崩していない。車の迎えを待ってホテルに戻り寝たのは3時近く。翌日は朝が早いので、早く寝たいが、夕食直後で眠れない。私たちは、普通演奏前に夕食で、演奏後はビールくらいなので、遅い夕食には参っている。
     
    11/12
    今日は大忙しの日だ。朝9時45分に迎えの車が来て、昨晩とおなじウシナというホールの小ホールでのワークショップに向かう。即興のワークショップということで、参加者はほとんどミュージシャン。会場には楽器も用意され、参加者も楽器持参で来ている。私は教育者ではないので、自らの体験でしか話はできない。私が考える、音楽の作り方、即興の手がかりやアプローチなどを話しながら、少人数のアンサンブルで10分と時間を決めて、実際に即興してもらう。英語でも大丈夫という話だったが、フェスティバルは英語とスペイン語の通訳を付けてくれた。たっぷり90分、私自身も音楽や即興を普段とは違う角度から考えられて、とても面白かった。もともと行為や作品をアナライズするのは好きなので、このワークショップ自体もとても楽しめた。
    12時半のワークショップ終了。ホテルで待っている田村、井谷、トッドと合流して、今日のランチはこれまた肉。初日に来たホテル近くのアサードのレストラン。フェスティバルが用意してくれたランチメニューから、私はウインナシュニッチェル(チキンのカツ)をいただく。ビーフからは逃げられたが、まだまだ肉が続いている。ランチの後、部屋に戻り1時間弱で今度は5時からのソロコンサートの会場に向かう。南米に着いてからずっと天気に恵まれていたが、雨が降り始める。マネージャーのシルヴィーナはコンサートの時はいつもおめかししてくる。ステージに立つミュージシャンより綺麗にドレスアップ。会場はホテルの前にあるテアトロ・コロンの小ホール。ここの大ホールは世界で3つの美しいホールの一つに数えられているということで、ブエノスアイレスの人はみんな誇りにしている。会場の内装とシャンデリアは観光で来てもいいくらいに美しく、会場に入るのも、身分証明書がいるくらいの警備。見た目だけでなく、音の響きも素晴らしくて、昨晩のスタインウエイのフルコンより、こちのヤマハのフルコンの方が美しく聞こえる。今回のソロで演奏する内容は当日会場に入るまで、インプロにするか楽曲も演奏するか散々迷ったが、響きを聞いて弾きなれた楽曲がどんなサウンドになり、それが演奏自体にどう影響するのか興味が湧き、楽曲も織り交ぜることにする。楽屋では寝不足で眠たいし、朝からのスケジュールで疲れ切って鏡の前で居眠りしている隣で、シルヴィーナが念入りにメークしている。
    入れないお客さんもいるくらいの満員の会場で、70分のソロ。響きがいいので、落ち着いて「間」も楽しみながら演奏できた。ソロはアンサンブルでの演奏に比べると、常に自らの音にインスパイアされなくてはいけない、他のミュージシャンに助けてもらえないという大変さと、自らの音のみに集中できるという部分とを持っていて、何れにしてもいつもチャレンジングなフォーマットだ。無我夢中での演奏は、大きな拍手でこたえてもらい、私自身も大満足の内容だった。演奏後はホテルに戻り一休みと思っても、昼寝の苦手な私は結局シャワーを浴びたり、明日発つための荷造りをしたりで、さらにクタクタに。この後、田村トッド井谷のブエノスアイレスのミュージシャンとの演奏を聴きに行くのを中止しようかとも思った。迎えが来てディナーに行ってみたら、結構体力が回復してきて、ありがたいことにディナーは肉でなくて、パスタ。ほっとするような味のトマトソースのニョッキをいただき、会場のクラブにフェスティバルの車で。もう演奏は始まっていて、ここも超満員。初対面セッションの新鮮さは残しながらものびのびとした演奏を聴き、すっかり疲れが取れました。
    翌日空港まで同行できないシルヴィーナに別れを告げ、ホテルに戻る。経済的には問題山積みのこの国の通貨は、海外で両替がほとんどできず、国内でも闇のレートが横行。アメリカ等の大国主導の経済システムから外れてしまっているし、貧富の差が激しくそのための歪みで犯罪も多いらしい。でも、その独自の魅力的な文化で海外からの多くの訪問者が絶えず、人間の幸せっていうのは何なんだろう?と改めて考えてしまった。
    まあ、それよりも何よりも寒いのが大嫌いな私としては、北半球の冬から逃れて、初めての土地の人々に演奏を聴いてもらえたことが大きな成果だった。
     
    11/13
    田村と私は朝11時の便でパナマ乗り換えでニューヨークに飛ぶ。今回は、初めて乗る航空会社の便が多かったが、この日もパナマの航空会社、COPAでの移動。私は翌日14日にニューヨークから車で2時間弱北上したコネチカット州で仕事が入っているので、なんとか13日中に到着する便をブックした。南米では時間通りに行きませんよ、と散々脅されたが、フェスティバルも見事なくらいに全てオンタイム、フライトも遅れずに無事に到着。機内では、私はもちろんずーっと寝てました。夜中に着く便なので、空港ホテルに泊まる。時差も2時間しかなくて、寝不足も解消。夏から冬に飛び込んだので、やたらに寒く感じた。
     
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