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なんでもかんでも

ヨーロッパどたばた日記
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     by 田村夏樹

    11月17日

    *バーミンガム
    ロンドンに着いて2日オフがあったので、昼間は地下鉄とバスを乗り継いで中心部から30分程のところにある貸し スタジオで練習して夜はツアーに備えて洗濯。その間しっかりロンドン名物の中華街での飲茶とインド料理屋さんに は行きましたよ。
    ツアー初日鉄道でバーミンガムに向かう。ロンドンを出て15分程しか経っていないのに、右を見ても左を見ても羊 (顔と足が黒い)だらけ。見渡すかぎりの牧場と羊の風景が、結局バーミンガムに着くまで2時間続くことになる。 イギリスのイメージがちょっと変わってしまった。駅で今回のイギリスツアーのエージェントのヤニンカとクリスに 合う。彼等の話はこの後ちょくちょく出てくると思うが、仕事もできるし性格もいいし、ほんとに素晴らしいコンビ である。
    コンサートはCBSOセンターで行われ、藤井郷子、ニッキー・ヤーン、ジョーイ・カルデラッツォの3人が約50 分づつ演奏する。ニッキー・ヤーンは日本では知られていないと思うが、イギリスでは結構人気のある中国系イギリ ス人の女流ピアニストだ。3人3様、各々の持ち味を出して、なかなかいいコンサートだった。客席にはトニー・レ ビン(D)等のミュージシャンも何人か来ていた。コンサート終了後車で次の目的地ケンドールとの中間地点まで移 動する。
    | ツアー日記 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    ヨーロッパどたばた日記
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       by 田村夏樹

      11月18日

      *ケンドール
      モーテルを出発しケンドールに向かう。又しても羊、羊、羊、「ここはニュージーランドか?」建物はレンガ、レン ガ、レンガ。変わらない景色に飽きたころケンドールに到着。今日の会場は町のコミュニティーセンターのホールだ 。このコミュニティーセンターが日本と違って町の住人とすごく密着している感じがした。バーがあって酒まで飲め る。もう一つのホールでは映画をやってるし、そもそもジャズ・フェスティバルを町のコミュニティーセンターがや ってる事じたいがすごい。3日ぐらいで何万人と集める大掛かりなジャズ・フェスティバルも、もちろんあるが、同 時に、年間を通じて、毎週末、一人ずつ(ビッグ・ネームであるなしにかかわらず)のコンサートを続けていく、と いうフェスティバルもある。日本では後者を聞いた事がない(あったら教えてください)。
      この日は藤井郷子だけのコンサートだったが雨にもかかわらずお客さんもそこそこの入りで(イギリス人に雨は当た り前で出足には影響しないらしい)何かあたたかいものが会場を満たしていた。藤井郷子も気持ちよさそうに弾いて いた。この日は会場から徒歩1分ほどのホテルに泊まる。
      | ツアー日記 | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      ヨーロッパどたばた日記
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         by 田村夏樹

        11月19日

        *ブリストル
        朝ホテルを出発しエージェントの一人、クリスの家に向かう。彼はブリストルに住んでいて、大家さんに頼んで空い ている一部屋を提供してもらったらしい。家に入る前に近くのスーパーで買い物をしていった。外国のスーパーほど 面白い所は滅多に無い。ヤニンカとクリスが必要な物を買ってる間、これ何だろう?こっちは何だろう?と楽しんで いた。クリスとヤニンカが作ったサラダとスパゲッティーとクリスマス・プディングを食べ、今夜の会場であるアル バート・インというライブハウスに向かった。この日はピアノソロとトランペットとのデュオを半々に2セット演奏 した。定員70人の店に満員のお客さん(さすがエージェントの地元)が来てくれたし、演奏もすごく喜んでくれた し、よかったよかった。
        | ツアー日記 | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        ヨーロッパどたばた日記
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           by 田村夏樹

          11月20日

          *コベントリー
          今日は午後2時位に出発すればいいという事なので午前中ブリストルの自然博物館にいってみた。いろんな動物のは く製や恐竜の骨などが展示してあったが、僕達が一番気に入ったのは、今は絶滅してしまった(人間が食べ尽くして しまったらしい)なんとも不格好な、白いニワトリを7倍ぐらい大きくして、目一杯太らせて、顔はアヒルとカモノ ハシを足して2で割ったようで、お情けのように数本の羽だけのシッポがじつに愛らしい『ドド』という鳥だった。 ブリストルからコベントリーに向かう高速道路で渋滞にぶつかってしまった。幸いすぐにインターがあったので高速 を降り、次ぎのインターまで一般道を走る。運良く渋滞を避けられたが、仕事前の車での移動は恐いものがある。会 場近くのB&B(日本でいえば民宿)に荷物を置きに寄る。会場は大学の中のアートセンターだ。名前を聞き忘れた がこの大学、ばかでっかくて、まるでひとつの地方都市のようだった。
          演奏はデュオでやったが、僕はこの会場の響きかたが一番好きだった。こんなに気持ちよく演奏できるところは数少 ない。演奏後学内のカフェでビールを飲み、B&Bに戻る。
          | ツアー日記 | 23:34 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          ヨーロッパどたばた日記
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             by 田村夏樹

            11月21日

            *ロンドン
            B&Bで朝食を食べている時ふと外を見ると馬がいるじゃないですか。ペットが馬とは豪勢だな等と思いながら朝食 を終え、ロンドンに向け出発。またもや羊とレンガ。今イギリスの感想は?と聞かれたら間違い無く「イギリスは羊 とレンガです」と答えるだろう。ロンドンのホテルに到着して昼食を前のチャイニーズ・レストランで食べる。すご くおいしかった。
            夕方会場であるロイヤル・フェスティバル・ホールのパーセル・ルームに向かう。大きさといい雰囲気といい、じつ にいいホールだ。ただひとつステージの奥行きがもう少しあったほうが演奏しやすい感じがした。ここもデュオだっ たがイギリス・ツアーの最後という事もあって、一段と気合いの入った(そんな事はないな。どこも気合い入ってた な。)演奏が繰り広げられた。お客さんはそれほどたくさん入ったわけではないが、こういう音楽に慣れている、都 会独特の反応が返ってきて、「おっ、やっぱりロンドンで演奏してるんだなと、あらためて感じさせられた。演奏後 楽屋でかるいレセプションをヤニンカがやってくれたのでいろんな人と話しができた。コンサートの記事が翌々日の 『ガーディアン』(日本でいえば朝日新聞にあたるらしい)に載るそうだ(これもヤニンカがプッシュしてくれた)。 しかしヤニンカ(彼女はキース・ティペットのマネージメントもやっている)には本当に世話になった。名前の知ら れていない僕達をがんがんプッシュして、こんなに素晴らしいツアーにしてくれた。しかもこの時点で帰国すれば、 かなりの黒字になった(おっ、おそろしいー!)のだ。
            | ツアー日記 | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            ヨーロッパどたばた日記
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               by 田村夏樹

              11月22日

              *ユーロスター
              ロンドンからパリに行くのにユーロスター(日本でいえば新幹線)を使ったがガイド ブックで言われてる程の事はなかった。同じグレードにあたる新幹線の普通車の方が よほど快適だと思った。面白かったのは車内アナウンスがイギリスを走っている時は 英語が先でドーバー・トンネルを抜け、フランスに入ったとたんフランス語が先にな る事だった。当たり前の事かもしれないが何故か「なるほどねえ」と感心してしまっ た。
              フランスに入ったとたんに羊が消えたのも驚いた。景色自体はほとんど変わらないの だが。しかしイギリスでもそうだったがフランスに入っても見渡す限りの牧場や畑。 それが特急列車で何時間も続くのだ。最初はなにげなく眺めていたが、そのうち「こ れだけの規模の農地があれば、いざという時かなりの期間、自給自足できるのではな いか?日本はどうなんだろう?やはり最低限の自給自足ができなくては国として自立 できないのではないか?」という気がして来た。もちろんほんとのところは知らない がユーロスターの車窓からの景色を見ていてそんな事を考えてしまった。

              *クレソン
              パリではトランペッターの沖至さん(9月に日本でツアーをやった)宅に泊まらせて もらった。地下鉄の駅のすぐ近くでスーパーも近くとても便利な所だった。その日は 沖さんが作ってくれたカレーライスを御馳走になって寝たが、その時の付け合わせで 出してくれたクレソンを塩もみしたやつが凄くうまかった。沖さんなかなか料理のセ ンスがいいみたい。
              | ツアー日記 | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              ーロッパどたばた日記
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                 by 田村夏樹

                11月23日

                *コインランドリー
                午前中近くのコインランドリーに行ったが使い方がさっぱり分からない。コインを入 れる場所に2という数字があったので1フランを2枚いれてみたがうんともすんとも 反応なし。「えー!この機械壊れてるの?それとも僕が壊しちゃったの?」と困って いたところ、隣でやはり乾燥機を使っていた20歳ぐらいのお姉ちゃんがなにやら説 明してくれている。しかしフランス語じゃ全くちんぷんかんぷん。そんなこと全くお かまいなしにお姉ちゃん一生懸命教えてくれている。ようやくなんとか2フランコイ ンしか使えない事が分かった。機械も動きだし、ほっとして乾燥機を眺めていたら、 そのお姉ちゃん今度は2フランコインを差し出し何か言っている。そのジェスチャー で「ちょっと用事してくるから私の機械が止まったらこのコインを入れて又まわして おいて」と言ってるのが分かったので「OK,OK」と答えたが、初対面の人間にた とえ2フランとはいえお金を預けて何処かに行っちゃうとは。後から来た別の女の子 も愛想よかったし、フランス人は外国人に冷たいとか英語を話せるのにわざと話さな い等の話しは全く眉唾ものだなと思った。じつに気さくでフレンドリーなフランス人 だった。

                *カポゾーとカナッペ
                午後からは沖さんに案内してもらって楽器屋に行った。そこは弦楽器屋、管楽器屋、 楽譜屋等の店がたくさん集まってる場所だった。すぐ近くに音大(パリ・コンセルバ トワール)もあるらしい。友達に頼まれていたトランペットのマウスピースを探しに 行ったのだがどこの店にもなかった。そのかわりと言っちゃあなんだけど、僕が欲し いマウスピースは2本あったので選ばせてもらって買ってきた。まあ本番で使ってみ ないといいかどうか分からないないけど。夜はミュージシャン達が今一番面白いライ ブハウスと言う『インスタント・シェビレ』に行った。チェロ等の弦楽器も入ってい る14人位のバンドが面白いアレンジで演奏していた。そのバンドのトランペットが 体重120キロの「カポゾー」と陽気なじいさんてな感じの「カナッペ」さんだった 。二人とも沖さんの友達でパリでは有名みたいだが気さくで感じのいい人たちだった 。僕達はこの二人の事を愛をこめて「よしいくぞーといなかっぺ」と名付けた。
                | ツアー日記 | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                ヨーロッパどたばた日記
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                   by 田村夏樹

                  11月24日

                  *時間差攻撃
                  気持ちよく晴れ上がったので、セーヌ川沿いを歩いてからポンピドー・センターに入 っている近代美術館に行った。もちろん面白いものがたくさんあったがマッキントッ シュのパソコンの青色iマックが展示されてたのには驚いた。ちなみにこの日記は青 色iブックで書いているのだ。一番おもしろかったのが8畳ぐらいの部屋で壁が鏡で テレビモニターがひとつ置いてある。最初なんの事か解らなかったがようやく気がつ いた。7秒ぐらい前の自分がテレビモニターに写っている。鏡張りになっているから 後ろからの様子も見られる。この時間差攻撃が実に面白く結構長い時間そこで遊んで いた。夜は沖さん一家と食事しに行ったが、金曜日という事もあって何処も予約で一 杯だった。結局クレープ屋さんに行ったがこちらでは典型的な庶民の食べ物でそば粉 を使って魚や野菜等いろんな物を具に使う。僕はサーモン入りを食べたがなかなかお いしかった。
                  | ツアー日記 | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  ヨーロッパどたばた日記
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                     by 田村夏樹

                    11月25日

                    *絵はがきみたい
                    パリからスイスのローザンヌに向かった。時間の経過とともに木が落葉樹から針葉樹 に変わっていった。ぶどう畑が多くさすがワインで有名な地方だ。車窓からの景色が まるで絵はがきを見ているようでなんとなく気恥ずかしい。フランスからスイスに入 るとさらに絵はがき度が増してくる。岩山は雪を冠り牧草が広がり赤い屋根の家が点 々と在り、まさに絵はがき。ローザンヌのホテルに着き、フロントで近くのレストラ ンの情報を仕入れさっそくランチに出かける。イギリスで知り合いにローザンヌに行 くのだったらこの料理を食べるといいと教えてもらっていたやつを注文したがほんと にうまかった。日本の下仁田ネギに似ているリークという野菜とポテトとでかいソー セージを長時間煮込んだものだがカミさんがそのソーセージを普通に切ってひとくち 食べたら隣にいた老夫婦のお爺ちゃんが「ああ!そうじゃなくてこれは縦に切れ目を 入れて皮を剥いで中だけ食べるんだよ。」フランス語だったと思うがジェスチャーで 理解できた。そのようにしてリークと一緒に食べたら実に旨かった。お爺ちゃんにお いしいと言ってうなずくとお婆ちゃんと一緒にうれしそうに笑っていた。

                    *遅いんだよ!
                    その夜はピアニッシモというジャズクラブでピアノソロだったが、10時開演という 事なので9時半に行ったらオーナーのおばちゃんが「10時に来ればいいよ」と言う ので夕飯を食べた近くのレストランにコーヒーを飲みに戻る。結局演奏が始まったの は10時半近かった。お客さんも6人ぐらいしかいなくて少し寂しかったがセカンド セットが始まった頃からだんだんと人が集まりだした。演奏が終わった12時半頃は かなりの人が入っていたが、遅いんだよ来るのが!しかも演奏場所とカウンター・バ ーの間に壁がなく話し声が筒抜けなので藤井郷子のような音楽をやるには適さないク ラブだった。
                    | ツアー日記 | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    ヨーロッパどたばた日記
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                       by 田村夏樹

                      11月26日

                      *かないません
                      午前中近くのデパートで生徒への土産にスイスチョコレートを買い、街を歩いてみた が坂がきつくてまいってしまった。駅からホテルに戻る時なんか途中で休憩しなきゃ たどり着けないほど。そんな街なのにやたら年寄りが多い。高級リゾート地だからリ タイアしてここに移り住んだ人も多いのではと思った。じっちゃんばっちゃんがふう ふう言いながらゆっくりと急な坂を上っていく。
                      午後アール・ブリュット美術館に行ったが凄かった。ここは芸術教育を受けていない アマチュア、精神病患者、知的障害者等の作品が展示されているのだが、そのインパ クトのすさまじさはあちこちで見てきた有名芸術作品もとてもかなわないものがあっ た。自分の音楽についても考えさせられる美術館だった。

                      *ライフル
                      ローザンヌの仕事をいろいろ世話してくれた医者のベーダーさんが親しい友人だけの パーティーに呼んでくれた。いろんな話がでたが、国民皆兵の事を聞くとやはり20 歳になった男は皆(職業や健康上の理由で行かない人もいる)4カ月の訓練に行かな ければならず、その後毎年2週間程訓練があるらしい。そしてライフルが支給される 。そのライフルを使った事件も時々あるという話だった。そういうシステムでやって いるかぎり起こり得る事だろう。まるで絵はがきの様な赤い屋根の家とライフル。「 うーーん!」
                      | ツアー日記 | 23:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |