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なんでもかんでも

TONIC
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    by田村夏樹


    ただ座っているだけでジトッと汗が噴き出してくる。テレビのニュースでは記 録的な猛暑云々、、と報じている。SATOKO FUJIIオーケストラがマンハッタン のイーストビレッジにあるジャズクラブ『トニック』に出演したのはそんな日 であった。
    トロントのジャズフェスを終えた藤井郷子とニューヨークで合流。忙しいメン バーが多いのでリハーサルは全員でという訳にはいかない。今回のトランペッ トセクション4人のうち2人はぶっつけ本番になってしまった。しかしこのダ ウンタウン派と呼ばれている連中、実に譜面が強い。しかも作曲者の意図を把 握するのも速い事。だから本番直前に口頭での説明だけになってしまうメン バーに関しても全く心配する必要がない。4月に出演したときはちょっと久し ぶりだった為かたくさん聴きに来てくれたが、それから二か月しか経ってない 今回はどうだろう?等と話しながら近くのお粥屋(安くてうまい)で食事を とった。『トニック』の地下控室でぶっつけ本番のメンバーに曲の説明等して いると開演時間になった。
    よかった。たくさんのお客さんが来てくれている。特に嬉しかったのはそのほ とんどが知り合いではない事だった。記録的猛暑の中、冷房のない『トニッ ク』にもかかわらず。この『トニック』というクラブは今ニューヨークで最も ヒップな場所になっている。
    演奏が始まった。聴き手の反応が素晴しい。「あっはっはっ、ニューヨーク だ!!」と実感。
    全員汗びっしょりで最後の曲が始まった。藤井郷子のピアノソロから入る曲 だ。そのソロが始まってすぐ、客席がざわつき、メンバーの目も一所に集まっ ている。「えっ」と思って振り返ると一人の男性が両脇から支えられ出ていく ところだった。この暑さと大勢の人で酸欠状態になった様だ。
    そんな一幕もあったが、コンサートは大成功で終了。 あとで聞いた話しだが、その倒れた人というのは日本人で、知る人ぞ知るロッ キー神子島さんというアーティストだった。昔は日本のポップアート界で有名 だった人らしい。
    誰もが知っている、知る人ぞ知る、誰も知らないアーティスト達がニューヨー クにはごちゃまんといて、彼の話しだとウイリアムズバーグ・エリアだけでも 2000人位いるそうだ。ニューヨーク全体だったら何人になるのだろう。彼 等は新鮮な刺激を求めてライブハウスにもやってくる。この聴衆にアーティス トが多いという環境、これがニューヨークを特別な場所にしているのだと思 う。彼等は斬新なもの、ユニークなもの、何か自分の感性を刺激されるものを 求めている。それが演奏する側にも伝わりどんどん面白いものが出てくる。 もっともニューヨークでも観光名所みたいになっていてもはやクリエイティブ な場ではなくなっている所もあるが。
    日本にも独自の世界を持っている素晴しいミュージシャンはたくさんいる。だ が残念ながら一般的には受け入れられていない人達がほとんどだ。帰国したて の頃、あちこちのライブハウスに足を運んだが斬新で独特の世界を表現してい るグループほどお客さんの入りが悪いのには何だか情けない様な腹立たしい様 な思いがした。先入観を捨て、心をオープンにして音そのものを楽しんでくれ たら、もっともっとファンは増えると思う。
    聴き手の反応をミュージシャンは実に敏感に感じ取る。だから聴き手の意識が ある所で止まってしまうとミュージシャンも自由になりにくくなる。どうして もその場で受け入れられる演奏をしがちになるからだ。そういう意味でニュー ヨーク(観光名所ではない)が羨ましい。 日本とニューヨークを行ったり来たりしていて一番感じるのはその点だ。 演奏する側も聴く側も、本当に自由になれる時、その場は素晴しい創造的空間 になるだろう。
    | エッセイ by 田村夏樹 | 13:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    White & Blue
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       by 田村夏樹

      ヨーロッパではついに発売開始された田村夏樹のニューCD「White & Blue」が、間 もなく日本でもリリースされる。このCD、全部で10曲入っているが前半5曲がji m Blackと、後半5曲がAaron Alexanderとのトランペットとドラムのデュオ作品であ る。jim Blackはニューヨークのダウンタウンシーンで最も忙しいドラマーでヨーロ ッパではスターになりつつある売れっ子ドラマーだ。Aaron Alexanderもまたニュー ヨークのダウンタウンシーンのさまざまなバンドで演奏し、自己のバンドでも欧米各 地をツアーしている。
      こんな素晴らしいドラマーとの演奏なのだから内容が悪かろうはずがない。はずなん だけど、CDを聴いた人の感想がみんなへんなんだよね。「いやー面白いCDだねー 、笑えるよ」「おめーやっぱ馬鹿だなーおらー笑っちまったよ、ガハハハハー」「楽 しいCDですね、はっはっはー」なぜかこんなのばっか。 変だなー。本人大真面目で演奏したんだけどなー。まあ録音の時、マイクロホンにむ かって遠くから吹きながら走り寄って行ったときはエンジニアが大笑いしてたけど。 でもそのエンジニア曰くそのスタジオで昔レスター・ボウイが部屋の四隅にマイクを 立てて、にたような事やったらしいけど。
      ジムとのデュオはわりとシリアスでアグレッシブな雰囲気になり、アーロンとは何だ かのどかでほのぼのした雰囲気になったなー。
      ちなみに発売元は、オランダのBUZZ Records(ZZ 76011)で、ちかじかディスク・ユニ オンとかタワーレコードで買えるようになると思います。
      何かでおちこんでいる人、気付けに1枚是非どうぞ。
      | エッセイ by 田村夏樹 | 12:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      『1オクターブ』
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        先日友人のライブを聴きに高円寺のライブハウスに行った時の事。

         

        対バンに 入っていたトランペットの若い娘なんだけど、所謂プロのトランペッターとしては技術的に、だっ、だいじょうぶですか?ッテ感じ。音域は多分1オクターブ出 るか出ないか。音量もナマだったら蚊の鳴くよう。シンコペーションなんぞ1度も吹かなかった。でもエフェクターなどを使って、簡単な音域で簡単なフレーズ で実に楽しそうに演奏していた。

         

        彼女を聴き ながら思ったのは以前レッスンを受けに来ていたブラスバンド部の生徒たちのことだった。技術的にはずっと上の力を持っているんだけど皆音楽をまったく楽し んでいなかった。今度コンクールでこの曲吹かなくちゃなんです、どうやったらこの音出せるんでしょう?って持ってくる曲はその生徒には当分不可能だろうと いう高い音がバンバンでてきたりする。先生や先輩に叱られ、プレッシャーでガチガチになりながら顔面蒼白になりながら吹くんだろうなあと思うと可哀想でし かたがなかった。しかもほとんどの生徒が不自然な奏法を身につけてしまっていて矯正するのが大変だった。レッスンのたびに少しずつ直すのだが学校で又無理 矢理音出すから叉元に戻ってしまう。だからレッスンでは毎週同じことのくり返しになってしまう。

         

        多くの先生 達が音楽を始めた生徒達にとって一番大事な、音楽を楽しむって事を教えていないような気がする。コンクールなんか出なくていいじゃないですか。その生徒の その時の実力で楽しく音楽できる様にアレンジしてやればいいじゃないですか。それが先生の仕事なんじゃないかと思う。

         

        1オクターブ出ればライブハウスで楽しく音楽できるんだから。

        | エッセイ by 田村夏樹 | 21:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        カラス
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           by 田村夏樹
          カラスって結構大きくて、近くで見ると迫力あるし、あの大きなくちばしでつつかれたら堪ったもんじゃない。だからちょっと怖い感じがするけど、よく見てると実に面白い鳥だと思う。花をつついてビヨーンビヨーンと動かして遊び、餌を木にあいている穴に隠したり、木の実を道路に落として自動車のタイヤで割らせて食べたり、実に頭が良い。
          マンションの庭にかなり大きな木があるのだが、そこに良く来てはいろんな鳴き声を出すやつがいる。初めのうちはカッコウのまねくらいだったが、そのうち犬や猫、何だか判らないが凄く奇妙な声をいろいろ出す様になった。いつも練習をやりに来てるような気がする。うちではそのカラスを巻上さんと呼んでいる。



          | エッセイ by 田村夏樹 | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          ベルリン生活
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            by田村夏樹
             

            ベルリン生活スタート


             

            10月8日(土)

            ニューヨークでの仕事を終え、ブリュッセル経由でベルリンに向かう。ジェットエアウェイズというインドの航空会社だ。もしかしたら食事がインドカレーだったりして、と思っていたら案の定カレーが出てきた。果たしてお味は、、、美味しいじゃないですか!いつも機内食はほとんど残すが、このときは綺麗に平らげた。映画もインド映画が一杯見られる。ジェットエアウェイズお薦めかも。無事ベルリンに到着。

            今回は荷物が多かったので、初めてタクシーでトレプトウにあるアパートに向った。ベルリン市内を横断する距離なので、いくらくらいかかるのか心配だったが、30ユーロと以外に安くてホッとする。ニューヨークだとJFK空港からマンハッタン迄結局60ドルはかかるので、安くて嬉しい。

            このアパート、8月に3週間ベルリンに滞在して見つけたのだが、その時は、ネットがうまく繋がらず、実質2週間の間に30件程見て回り、ラストミニッツでやっと契約迄こぎつけた部屋である。

            ニューイングランド音楽院時代からの友人Aちゃんと旦那さんのY君に助けてもらったお陰だが、日本に戻る前日には、使わなくなったからとベッドやソファー、ダイニングテーブル、椅子、鍋等々、いろんな物を運び入れてくれた。だからベルリンに着いて、しばらくホテルに泊まりながら家具を揃えていくという無駄が全くなかった。ありがたいです。もっとも洗濯機や冷蔵庫はこれから買いそろえなければならないが。

            部屋に荷物を置き、とりあえず掃除機を買いに直ぐ向いにあるショッピングモールへ向った。カミさんはダイソンの掃除機を以前から欲しがっていたが、値段も高いし、音が凄いと言う事で結局ミーレの掃除機を購入した。薄いグリーンの色も気に入ったし、なにせ静か。使ってみると取り回しも楽だし、程よい重厚感というか存在感があって、ちゃちな感じが全くない。かなり気に入った。つたない英語で一生懸命説明してくれた店員のお兄ちゃん。誠実だし、押し付けがましくないし、アメリカで買い物するよりよっぽど楽だ。



            | エッセイ by 田村夏樹 | 16:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            ベルリン生活
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              by田村夏樹
               

              ベルリン生活スタート


               10月9日(日)

              今日はカミさんの誕生日。

              事務用の机とか、チェストとかを買わなくちゃなので、リングと呼ばれる東京の山手線のような路線を使い、IKEAへ行ってみる事にした。ちなみに僕達のアパートもこのリング上にある。位置的には山手線だと有楽町あたりになるかもしれない。駅のホームで7日間乗り放題チケットを購入。機械にお札をいれるときは、左に寄せないと感知しないので要注意だ。IKEAのある駅から7分程歩いて店の前迄行ったら、閉まってるじゃないですか。ヨーロッパの人って休みは徹底的に休むんですねえ。このての店は日曜日は一番稼ぎ時だと思うんだけど。ちなみに老舗のデパート、KaDeWeも日曜は休み。ううーん凄い。

              仕方なく駅に戻るとY君から電話が入り、Aちゃんが仕事先のハンブルクからもうすぐベルリン中央駅に着くから、迎えにいきがてら一緒にうどんでも食べに行きませんか?という事だった。こちらも丁度何か食べに行こうとしていた所だったので駅前でピックアップしてもらい中央駅に向った。そこでAちゃんも合流して「すする」という名前の店でうどんを食べた。変わったうどんだったが美味しかった。

              たまたまイタリアからベルリンに来ている友人夫婦ジミーとリリー達と6時に待ち合わせていたが、時間がかなりあるので、カフェでネットを繋いで用事しながら時間潰そうって事になり、カフェがあると手当り次第に「ネット繋がりますか?」と聞いて歩いたがなかなかそういう店に当たらなかった。やっと見つけたのが、KaDeWe近くのゲイエリアにあるカフェだった。席に着くため店に入ろうとすると、「悪いがそちらの女性は店の中には入れないんだ」と言われた。思わず「ええっ?女性は駄目なんですか?」と聞き返したが、「ああ、この店は駄目なんだ」しかし直ぐに納得した。なにせゲイエリアだ。「じゃあ外のテーブルだったらOKですか?」と言うと「外だったらいいよ」って事で、ちょっと寒かったが外でコーヒーを飲みながらネットを繋ぐ。しかしマスターの言い方とか笑顔とか実に感じが良かった。女人禁制のカフェ。初体験でした。

              まだ1時間以上あるが、待ち合わせ場所に行く事にした。結局連絡の行き違いで会えずに6時半を過ぎてしまった。仕方なく少し歩いた所にある、8月に見つけた美味しいレストランで夕食。今日は何をやってもうまく行かない日だった。せっかくの誕生日だったのに。

               


              | エッセイ by 田村夏樹 | 16:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              ベルリン生活
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                by田村夏樹
                 

                ベルリン生活スタート


                 10月10日(月)

                ジミーと連絡が取れて、ランチを食べる事になった。雨の中歩いて、結局昨夜行ったレストランでまた食事する事になった。まあ美味しいからいいですけど。そのレストランはネットが繋がるので、彼らが帰った後もそこで仕事。

                夕方AちゃんとY君の家に行く。彼らの娘Mちゃんのベビーシッターの都合が付かず、頼まれたからだ。6時頃から10時半くらいまでだったが凄く大人しい子で楽なベビーシッターだ。彼らが用意しておいてくれたミートソースソパゲッティーも美味しかった。Y君が車で送ってくれて帰宅。

                 


                | エッセイ by 田村夏樹 | 16:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                ベルリン生活
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                  by田村夏樹

                  ベルリン生活スタート

                   

                  10月11日(火)

                  テーゲル空港を昼頃に出て、ウィーンに2時に到着。夕方ホテルを出て演奏会場のポギー&ベスに向かう。久々にギターの内橋さんと共演だ。ドラムのDDとは初共演。本番ってことでステージの脇に行くと、会場の雰囲気からお客さんが結構入ってるのが判る。ステージに出てみたら「おおっ、満席じゃないですか!」ポギー&ベスでの仕事は今までにも何回かやっているが、こんなにお客さんが入ったのは初めてだ。2階の席までもほぼ満席状態。何が起こったんだろう?内橋さんもDDも「ここでこんなに入るの初めて」と言っている。生きてりゃいい事もあるもんです。CDを売る場所がないと言う事で仕方なくステージ上に並べる事にした。これが功を奏したのか、最近では珍しくCDも結構売れた。

                   

                   

                  | エッセイ by 田村夏樹 | 16:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  ベルリン生活
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                     by田村夏樹

                    ベルリン生活スタート

                     


                    10月12日(水)

                    ホテルでのピックアップが午後1時なので、近くでランチを食べようとしたが、周りにあまりレストランの無い所だった。寿司レストランがあったので入ったが、昨日のシャリじゃないですか?って感じの店でした。

                    夕方ベルリンに到着。

                    夕食はアパートの1階に入っているタパス屋に行ってみた。なんとメチャクチャ美味しいじゃないですか!すぐ下にこんな美味しいレストランが在るとは。嬉しい。やばい。

                     

                     

                    | エッセイ by 田村夏樹 | 16:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    ベルリン生活
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                      by田村夏樹

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                      10月13日(木)

                      明日ローマでピアノソロの仕事があるが、飛行機の時間の関係で前日入る事になり、カミさんはテーゲル空港から出発した。何故かベルリンのもう一つの空港であるシェーネフェルドからの出発だと思い込んでいたが、もうすぐ家を出るという頃になって「げげっ、テーゲル空港だよ」と気がついた。あぶないあぶない。来月のスコットランドと勘違いしていた。

                      空港で見送ってから、バスでリングまで戻り、外回りでIKEAのある「ズートクロイツ」へ。事務机やチェスト(箪笥)やゴミ箱などチェックしていると、Aちゃんから電話が入り、今日の午後時間在るんだけど今どうしてますか?冷蔵庫買うんだったら部屋まで運ぶの手伝えますよ」「ああ、冷蔵庫はもう買っちゃって、部屋まで運んでもらうお金も払っちゃった」「じゃあIKEAの買い物手伝いますよ」ってことで、2階のカフェで待ち合わせた。結局ゴミ箱と座布団だけを買ったが、支払いのときクレジットカードが使えなくて、エクスプレスラインなのでキャッシュも駄目。Y君のIKEAカードで払ってもらい、後で現金を渡した。そのレジだからキャッシュも使えなかったのか、全部そうなのかY君に確認しておかねば。

                      夜は向かいのモールに入っているタイ料理屋でパッタイ。あっさりしていてなかなかいける。

                       


                      | エッセイ by 田村夏樹 | 16:17 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |